アキレスと大石田町の災害時協定締結
2025年6月4日、アキレス株式会社は山形県大石田町と「災害時における避難所等で使用する物資の供給に関する協定」を締結しました。締結式はアキレス本社にて行われ、アキレス社長の日景一郎氏と大石田町長の庄司中氏が協定書を手交しました。この協定により、災害発生時に必要な物資を迅速に供給することで、町民の避難生活をサポートすることが目的とされています。
協定の目的と内容
本協定は、大石田町内において災害が起きた際やその可能性がある際に、町からの要請に基づいて当社が製品を供給することを定めています。具体的には、エアーテント、レスキューボート、ウレタンフォームマットレス、背負い式消火水のうなどが挙げられています。これにより、避難所での住民の安全を守るとともに、スタッフの災害対応の負担も軽減される期待があります。
大石田町の災害リスク
大石田町は、昨年の大雨による床下浸水や冷害を経験し、さらに、近年では最上川の氾濫によって大規模な浸水被害が発生したこともある地域です。町内には断層帯が走り、今後30年以内に大規模地震が起こるリスクも指摘されており、災害への備えが急務とされています。
複数の自治体との連携
アキレスは過去にも多くの自治体と災害協定を結んでおり、これまでに13の自治体と連携してきました。2022年2月の栃木県足利市を皮切りに、全国各地で災害時の物資供給を行っています。アキレスの特に注目すべき点は、レスキューボートやエアーテントなど特殊な防災製品の開発・製造に力を注いでいるところです。
コメント
この締結式では、両者ともに協定の重要性について強調しました。庄司町長は、「自然災害は激甚化・頻発化しており、町民の日常生活を守るための物資供給が非常に重要」とコメント。また、アキレス日景社長も、「私たちは地域のニーズに合わせた支援を積極的に行い、信頼性のある製品を提供することで、地域の防災に貢献していきたい」と述べています。
未来への展望
今後もアキレスはその製品と技術を活かして、地域の防災対策に貢献することを目指しています。災害の多発する現代において、企業と地域が連携し合い、迅速かつ確実な支援ができる体制を築くことは、町民の安全・安心を高めるための重要な一歩となります。私たちは、このような取り組みが全国的に広がることを期待し、地域の安全を見守っていきたいと思います。