リサ・ラーソンが日本の陶器愛を形に
リサ・ラーソンの猫をモチーフにした新たな陶器シリーズ『にっぽんのリサ猫』が始まりました。この特別なプロジェクトは、2025年2月28日より予約受付を開始し、第一弾として栃木県の益子焼が登場しました。オンラインショップ『トンカチストア』や直営店『トンカチ2号館』で購入可能です。
日本の陶芸への深い愛情
リサ・ラーソンは日本の陶芸に対して熱い思いを持っていました。彼女にとって、日本の陶芸は無限の魅力をもたらすものであり、自身の作品を日本各地の窯元で制作したいという夢は、彼女と仕事をする過程で徐々に具体化していきました。このような背景があるからこそ、世界的に有名なデザイナーが選んだのが日本の伝統的な技法と素材です。
リサは、猫にまつわる夢物語のようなプロジェクトを、決して夢に終わらせることなく、実現するための第一歩を踏み出したのです。リサと今回のプロジェクトに携わった方々、そして日本の陶器に関わる職人たちの情熱が集結した結果が、リサ猫という形で生まれました。
益子で生まれたリサ猫
『にっぽんのリサ猫』シリーズの第一弾は、益子で制作されたリサ猫です。益子焼はその高い品質と美しいデザインで知られていますが、今回の製品は特にリサのスタイルを再現しつつ、益子の伝統を融合させています。
伝統釉「並白」をベースとして、ニュアンスを生むために軍手を使って着彩された炭呉須の上に、鉄砂絵具を使った縞模様が施されています。手描きの顔やムラのあるボディは、職人の手仕事の温かみを感じさせ、各個体に独自の個性を与えています。
仕様概要
- - サイズ:W13.5×H8×D9.5cm
- - 素材:陶器(益子焼)
- - 重量:240g
- - 価格:¥6,600(税込)
- - 納期:2025年4月中旬以降、順次出荷予定
リサ猫は1点1点手作業で絵付けされていますので、それぞれに異なる表情と趣があります。
POP UPイベントのお知らせ
さらに、今年も益子の陶器市期間中に『リサ・ラーソンのPOP UP』が開催されます。このイベントでは、にっぽんのリサ猫が実際に見られるチャンスです。詳細については続報をお待ちください。
益子陶器市の開催期間
リサ・ラーソンの軌跡
リサ・ラーソンは、1931年にスウェーデンで生まれ、ヨーテボリの大学でデザインを学びました。名陶磁器メーカー「グスタフスベリ」で活躍し、その後も多くのクライアントと仕事を重ねてきました。トンカチとのコラボレーションを経て、彼女の作品は再び注目されるようになりました。
2022年にはスウェーデン政府からも功績を讃えられる勲章を受賞しています。
歴史と温もりの交差点
今回の『にっぽんのリサ猫』は、日本の陶芸の美しさを再認識し、リサ・ラーソンの心を引き継いだ製品です。誕生の背景には、職人たちとの絆や文化の理解があります。リサ・ラーソンの猫が、日本の温もりのある陶芸と結びつくことで、よりユニークで魅力的な作品となっているのです。この機会に、ぜひあなた自身も感動を感じてみてください。