地域密着型の交流拠点『むlabo』がグランドオープン
2022年7月1日、西粟倉村に誕生した一般財団法人西粟倉むらまるごと研究所(通称、むらまる研)は、地域の特性を生かした新しい研究拠点『むlabo(むらぼ)』のグランドオープンを発表しました。この施設は、村民や企業、研究者が一堂に会し、創造的なコラボレーションを行う場を提供することを目的としています。
エコシステムの形成を目指して
むらまる研は、地域の課題解決や新たなビジネス創出を支えるために、各種の実証事業や共同研究を推進する役割を担っています。『むlabo』は、ビジネスと生活の融合を追求する新たなコミュニティのプラットフォームとして、設計されています。特に、村民が活躍できる環境を整え、技術と地域が出会う場を提供することで、地域経済の活性化を図るという明確なビジョンを持っています。
施設概要と利用方法
『むlabo』は、以下の機能を備えた多用途スペースです。
- - オフィス:コワーキングスペースとしての利用が可能で、企業が事業所登録することもできます。
- - 宿泊室:中長期で滞在する企業職員向けの宿泊場所を提供します。
- - シェアキッチン:食事やイベントに利用できる共有の料理スペースです。
- - 工作室:プロトタイプ制作に使用できる工房です。
- - シェアリビング:村民との交流を促進する場として機能します。
名称の由来と今後の展望
施設名の『むlabo』は、「無いものから生み出す」という発想や、技術の発明、夢中になれる人々を結ぶという願いが込められています。この拠点の核心は、地域の人々と企業・研究者が協力し、アイデアや技術を共に生み出すことです。
むらまる研は2020年に設立され、現在は3期目を迎えています。今後も“LOCAL INVENTION LAB.”としての理念のもと、地域課題に取り組み、村の可能性を広げる活動を続けていく方針です。
オープンデイの開催
7月16日にはグランドオープンを記念し、オープンデイも予定されています。毎月第2・第4土曜日には、施設を開放し、研究所のメンバーや一般の方との交流イベントを行います。この機会に地域の人々が集まり、互いの技術やアイデアをシェアすることで、さらに豊かなコミュニケーションの場を築くことが期待されています。
連絡先
新たな活動拠点に関するお問い合わせは、以下の通りです。
地域の活性化と新たな技術の発展を支える『むlabo』は、今後の西粟倉村にとって重要な拠点となることでしょう。