東神楽町の魅力を発信する新たな取り組み
北海道の東神楽町にて、町長の山本進氏が自ら町の魅力をPRするYouTube番組『首長と○○やってみた』に参加しました。この番組は、全国の首長がさまざまな企画を通じて自治体をPRする実験的な試みです。
番組内容と目的
2023年10月20日に配信された第14弾では、山本町長が大屋根リングを設計した藤本壮介氏が手掛けた複合施設「はなのわ」から町の魅力をアピールしました。特に、地元の「花のまち」として知られる東神楽町の環境や福祉の取り組みを紹介することが主な目的です。
この町は、住民と行政が一体となり、花壇づくりや清掃活動などの美化活動を半世紀以上にわたって行ってきました。その成果もあり、「街の幸福度(自治体)ランキング2024」では全国1位に選ばれるなど、地域の絆や環境が高く評価されています。
また、この取り組みは、特に子育て世代を中心に移住先としても注目されており、旭川空港に近い立地という利便性も相まって、多くの居住者を引き寄せています。
健康づくりに向けた歩数対決
番組内では、東神楽町と株式会社タニタヘルスリンクが連携し、「ひがしかぐら健康くらぶ」の活動として、参加者全員が活動量計を使用して歩数対決を行います。山本町長と久下アナウンサーがどれだけ歩いたのか、楽しみながら観覧者も一緒に体験できる内容でした。どちらが健脚か、視聴者には興味深い展開となっています。
自治体PRの重要性
現在、地方自治体の魅力を外部に伝えることが非常に重要であるとされています。特に、2050年までに人口減少が懸念される中、地域の存続を守るためには、観光や移住者の誘致が不可欠です。そこでこのような新たな試みによって、広く発信を図ることが大切になっています。
自治体の首長として、地域の住民にも日常的に自治体の取り組みや政策を知ってもらうことが求められています。透明性のある広報活動が進むことで、住民が地域のトップリーダーをもっと身近に感じられるようになるでしょう。
山本町長の経歴と志
山本進町長は1966年に北海道弟子屈町で生まれ、旭川東高等学校を経て、北海道大学から法学部を卒業後、東神楽町役場で勤務。後に町長としての職務を続けながら、地域の教育や健康、住民福祉の向上を図るための重要な役割を果たしています。
趣味として料理や音楽、映画鑑賞を楽しむ彼は、常に「前へ」という信条を持っており、地域の未来を見据えて活動しています。彼の取り組みが、多くの住民に影響を与えることが期待されます。
未来に向けた展望
今後もこのような形で、全国各地の首長たちが協力し、地域の良さを積極的に発信していくことで、住民に愛される地域の活性化が進むことを願っています。バイタリティに満ちた東神楽町の取り組みは、他の地域にとっても良い手本となるでしょう。これからも目が離せません。