シュナイダーエレクトリック、ATS130シリーズを発表
2023年8月21日、シュナイダーエレクトリックは日本市場向けにモーター制御製品のソフトスターターライン「Altivar™ Soft Starter」(アルティバ ソフトスターター)の新製品ATS130シリーズを発売しました。この新シリーズは、モーターのショックをなくす始動と停止をサポートし、従来のATS01シリーズからさらに対応範囲を広げています。
ソフトスターターの必要性
日本市場において、モーター制御のためにインバーターが使われることが多い中で、ソフトスターターという製品があまり浸透していない現状がありました。シュナイダーエレクトリックは、モーター制御が求められる装置に新たな選択肢を提供すべく、2024年3月から日本市場向けにソフトスターターを提供してきました。
ATS130シリーズは、コンベアやポンプ、ファンなどでの使用に向けたソフトスターターとして設計されており、特に大容量のモーター制御に焦点をあてています。新たに追加されたATS130シリーズは、モーター容量が11kwから55kwまで幅広く対応することができ、ATS01シリーズと合わせて多様な機械のニーズに応えます。
ATS130シリーズの特長
ATS130シリーズの一番の魅力は、その高い耐環境性と簡単な設定にあります。具体的には、次のような特長を持っています。
- - 定格電圧200-480V、定格電流38-105A、モーター容量11-55kwに対応:この広い範囲の電力需要に応えられるため、様々な業務で使用できます。
- - コンパクト設計:並列取り付けが可能で、設置が容易です。
- - 簡単設定:特別なソフトウェアを必要とせず、本体前面のポテンションメーターを使った設定が行えます。
- - 高い耐環境性能:国際規格IEC/EN60721-3-3ed.2002に準拠しており、様々な環境条件下でも安心して使用できます。
- - コスト削減に寄与:高調波対策やノイズ対策が不要で、リアクトルやノイズフィルターなどのオプションが不要です。
シュナイダーエレクトリックのパーパス
シュナイダーエレクトリックの使命は、エネルギーや資源を最大限に活用し持続可能な未来を実現することです。「Life Is On」というスローガンの下、私たちは電化、自動化、デジタル化の分野で高い専門知識を提供し、ユーザーの利益や成長を支援しています。
168,000人の従業員と100万人以上のパートナーを持つシュナイダーエレクトリックは、100か国以上で展開しており、持続可能性を重視した事業運営を行っています。私たちは、あらゆる人にサステナブルな未来を提供するため、ダイバーシティとインクルージョンを大切にしています。
今後もシュナイダーエレクトリックは、新しい技術と製品を通じて、エネルギーマネジメントとオートメーションの進化をリードしていくことでしょう。