サイレックス・テクノロジーの新製品『X-5 HM』
最近、街中でよく見かけるデジタルサイネージ。これまで、大規模な広告だけでなく、中小規模の店舗や企業でもその活用が進んでいます。デジタルサイネージの需要が高まる中、サイレックス・テクノロジー株式会社は新しいワイヤレスデジタルサイネージプレイヤ『X-5 HM』を発表しました。この製品は、中小規模のデジタルサイネージ市場に特化しており、多くの課題を解消することを目指しています。
中小規模向けの解決策
デジタルサイネージの普及に伴い、中小規模のシステムにおいては、安価なPCやタブレット、セットトップボックスが使われることが一般的です。しかし、これらのデバイスは、動画再生が不安定であったり、故障・修理の頻度が高くなるという問題を抱えています。『X-5 HM』は、こうした課題に対して、安定した稼働を可能にすることを目的としています。
特に、『X-5 HM』はARM9エンベデッドプロセッサを採用し、既存のシリーズ製品の信頼性あるハードウェア設計を継承しています。2008年にリリースされた兄弟製品『X-1』は、米国のガソリンスタンドでの安定稼働が証明されており、同様の安定性を期待できます。実際、過酷な屋外環境下でも、100箇所以上で問題なく動作しており、50,000時間以上の安定した稼働実績があります。
操作の簡易性とコストパフォーマンス
『X-5 HM』は、盗難防止付きのmicroSDメモリスロットを搭載し、内容の更新が容易です。また、自社開発の無線LAN機能により、コンテンツの配信や更新が簡単に行えます。この製品に合わせて、サイレックスはデジタルサイネージ用のソフトウェア『Media Transporter 2』をバージョンアップしました。これにより、スケジュール作成やコンテンツの管理がさらに簡単になります。
『Media Transporter 2』には、テキストや静止画のスクロール、端末のグループ管理など、日常的に必要な機能が盛り込まれており、最大4画面分割のレイアウト選択が可能です。これにより、運用がより直感的でスムーズに行えるようになっています。さらに、クラウドサービスを利用しないシステム設計になっているため、導入コストや運用コストを大幅に抑えることができます。
製品の特長
『X-5 HM』の具体的な特長としては、次のポイントがあります。
- - 低消費電力:約10Wであり、環境に配慮した設計。
- - 接続が簡単:HDMI接続により、ケーブル1本でディスプレイに接続可能。
- - 安全対策:盗難防止用カバー付きのmicroSDスロットを搭載。
これらの特長から、『X-5 HM』は中小規模のデジタルサイネージを運用する企業にとって非常に魅力的な選択肢となっています。
サイレックス・テクノロジーは、今後も高品質で安定したデジタルサイネージソリューションを提供し続け、業界の発展に寄与していきます。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。