京都に誕生した革新的な脱炭素プロジェクト、遊びながら環境保護！

京都市は近年、観光と環境保護を結びつけた新たなプロジェクト「Play to Earn」を発表しました。このプロジェクトは、aora株式会社と「BEYOND2025」の連携により実現し、脱炭素活動を「つまらない」「コストがかかる」というイメージから、「楽しく稼げる」活動へと変革することを目指しています。

脱炭素の新たな挑戦

脱炭素の推進には、必要不可欠なCO₂削減が求められますが、一般にはコストの課題が大きな壁となっています。2024年度から導入される排出権取引制度は、企業に新たなコスト負担を強いるため、消費者にとっても影響が出ることは避けられません。これに対峙するためには、新たなファイナンスの仕組みが求められています。

Pucreアプリでポイントを獲得

新プロジェクトでは、参加者が京都市内を散策しながらカフェや名所を楽しむことでポイントをゲットできる「Pucre」アプリを提案。獲得したポイントは、京都市民が創出したカーボンクレジットの購入に使われ、環境プロジェクトの支援に直結します。さらに、貯まったポイントは様々なクーポンや商品と交換可能です。

環境への貢献を楽しみながら

このプロジェクトは、脱炭素を「我慢と負担」にもたらすのではなく、「楽しみと報酬」に変える試みです。観光促進と並行して環境へ投資する新しいモデルで、京都の文化や美しさを楽しむ中で地球環境にも貢献を果たすことができます。さらに、アプリにはマップ機能が搭載されており、観光地の混雑を避けるための観光の分散化にも寄与します。