SSマーケットと東大木見田研究室が連携、PCリユースによるサーキュラーエコノミー推進に向けた研究開始
SSマーケットと東大木見田研究室、PCリユースでサーキュラーエコノミー推進に向けた共同研究開始
株式会社SSマーケットが、東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻の木見田研究室と共同で、サーキュラーエコノミー実現に向けた研究プロジェクトを開始したことを発表しました。この研究は、PCリユース事業における環境負荷と経済性の評価、そしてより持続可能なビジネスモデルの構築を目指しています。
日本のPCリユース市場の課題
日本では、情報漏洩への懸念から、再利用可能なPCであっても廃棄されてしまうケースが多いのが現状です。これは、欧米諸国と比較して、循環型経済への意識が低いことを示しています。SSマーケットは、この課題を解決するため、学術的な知見を活かしたアプローチを模索しています。
研究の目的と内容
本共同研究では、PCリユース事業の環境と経済面での効果を正確に評価するためのシミュレーション技術の開発が中心となります。具体的には、対象となる顧客層の特定、製品調達方法、最適な価格設定などのビジネス上の意思決定を支援するシミュレーションモデルの構築を目指します。
SSマーケットは、この研究に、シミュレーションモデル構築に必要なデータを提供するとともに、研究室に共同研究員を派遣し、プログラム分析などにも貢献します。
木見田康治准教授の専門性
本研究を率いる木見田康治准教授は、東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻の特任准教授であり、サーキュラーエコノミーや製造業のサービス化に関する豊富な研究実績を持っています。
木見田准教授は、本研究について、「サーキュラーエコノミーにおいては、製品の価値を最大限に維持した状態での循環が重要です。この研究では、PCのリユースやレンタル事業をモデルケースとして、顧客と企業の双方にとって合理的な、資源効率の高いビジネスモデルを探求していきます」とコメントしています。
今後の展開とSSマーケットのビジョン
研究成果は、今後改めて発表される予定です。SSマーケットは、この研究を通じて得られた知見を活かし、廃棄物を削減し資源を有効活用するサーキュラーエコノミーの推進に貢献していくことを目指しています。単なる「作って捨てる」リニア型経済から脱却し、よりサステナブルな社会の実現に貢献するバリューチェーンシステムの構築を目指しているのです。
株式会社SSマーケットについて
SSマーケットは、パソコンレンタルサービス「レンタルマーケット」の運営やIT運用管理サービス、ドローンレンタルサービスなどを展開する企業です。持続可能な社会への貢献を企業理念として掲げ、環境問題への取り組みにも積極的です。
今回の研究は、その取り組みの一環として位置づけられており、今後の更なる発展に期待が集まります。PCリユース事業の活性化を通じて、環境問題への貢献とビジネスの両立を目指すSSマーケットの取り組みは、他の企業にとっても重要な示唆を与えるものとなるでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社SSマーケット
- 住所
- 東京都八王子市子安町4-7-1サザンスカイタワー八王子6F
- 電話番号
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