地方のDX推進への新たな一歩
山口フィナンシャルグループの子会社、データ・キュービックが株式会社Exa Enterprise AIと連携し、法人向け生成AIサービス「exaBase」を導入することが発表されました。これにより、地方の企業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)が加速し、業務効率化が期待されています。
「exaBase」生成AIとは?
「exaBase」は、数多くの企業から支持されている法人向けの生成AIサービスです。その特徴は、低コストで高性能なAI技術を提供し、特にビジネスの成長を支える多彩な機能を搭載している点です。2023年6月のサービス開始以来、700を超える企業で利用されており、7万人以上のユーザーがその恩恵を受けています。中でも、GPT-4oやo3-miniに代表される高精度で迅速な回答が、高く評価されています。
地域事業者との連携強化
データ・キュービックは、山口県、広島県、福岡県を中心に800社以上の地域事業者に対してDXの推進支援を行ってきた実績があります。今後は「exaBase」生成AIの販売と導入サポートを進めることで、これらの地域を日本一DXが進んだエリアにするというビジョンを掲げています。
データ・キュービック自身も「exaBase」を活用し、自社の顧客提案や業務プロセスの改善を図ることで、更なる業務効率化を追求していく予定です。
高いセキュリティと低コストを両立
「exaBase」の最大の魅力の一つは、高いセキュリティとコンプライアンスへの対応です。具体的には、会話内容が学習データとして利用されないオプトアウト設定や、機密情報を守るためのブロック機能、そして詳細なログ蓄積機能が備わっており、安心して利用することができます。また、利用者にとって負担の少ない、月額900円からの料金プランが用意されており、企業は必要に応じたコスト管理ができる点も大きな魅力です。
パートナー企業の募集
さらに、Exa Enterprise AIでは「exaBase」の導入を加速させるため、パートナー企業を募集しています。このプログラムに参加することで、生成AIに関するトレーニングや営業支援が受けられ、最新の商材にアクセス可能となります。
既にダイワボウ情報システムや東京エレクトロンデバイスなど、名立たる企業がこのパートナーシップに名を連ねています。興味がある企業は、指定のメールアドレスまで気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回の取り組みは、地方の企業が生成AIを利活用することで新たなビジネスチャンスを掴むチャンスでもあります。山口フィナンシャルグループとデータ・キュービックの協力のもと、地方のDX推進はさらなる進展を見せることでしょう。これからの地域経済の変革に期待が高まります。