Carbon EX、日機装の再エネ化支援
Carbon EX株式会社(東京都港区)は、日機装株式会社(東京都渋谷区)の金沢製作所において、非化石証書を活用した再生可能エネルギーの実質化を支援する取り組みを行いました。この施策は、当社が提供するカーボンクレジットや非化石証書の購入に関するコンサルティングサービスを通じて実現したものです。こうした取り組みを通じて、日機装はコストを抑えつつ、効率的にエネルギーの再エネ化を進展させることができました。
日機装の背景と目標
日機装は1953年に設立された東証プライム上場企業で、産業用特殊ポンプや航空機部品の製造、さらに血液透析やヘルスケア関連製品の販売事業を展開しています。多くの企業が直面するCO2排出量の見える化とその削減に取り組んでおり、日機装も同様にCO2削減のためのクラウドサービス「ASUENE」を活用しています。
金沢製作所では、2023年に太陽光発電システムとLNGサテライト設備を導入しました。しかし、敷地面積の制約から新たな設備を設置することが難しく、高コストの再生可能エネルギー調達は脱炭素の加速において課題とされていました。そのため、日機装はCarbon EXを導入し、非化石証書の調達支援を受けることになりました。
Carbon EX導入の理由
日機装がCarbon EXを選んだ理由は主に以下の2点です。
1.
環境価値に関する深い理解
Carbon EXは、非化石証書の調達時にコンサルタントが環境価値の仕組みと意義を分かりやすく解説。これにより、日機装の関係者は新しい調達方法について正しい理解を深め、全社的な取り組みとして進められました。
2.
柔軟なカーボンクレジット調達オプション
Carbon EXは、ニーズに応じてJ-クレジットや非化石証書を含むさまざまなカーボンクレジットの購入プランを提供。日機装は金沢製作所の電力全消費量を実質再エネ化する目標を達成するために、効率的な非化石証書の購入を実現しました。
今後の展望
日機装金沢製作所では、Carbon EXの導入をきっかけに、エネルギー効率の高い生産設備の更新やオフサイト・バーチャルPPAの導入を進め、さらなるCO2排出量の削減に取り組んでいます。今後は約7,400t-CO2の削減を目指し、Scope1とScope2の削減加速を図るとともに、海外子会社との連携によるグローバルな環境対応の強化も予定しています。
Carbon EXは、日機装をはじめとするパートナー企業の脱炭素社会実現を支援しており、持続可能な未来の構築に貢献することを目指しています。
日機装について
- - 会社名:日機装株式会社
- - 創業:1953年12月
- - 本社所在地:東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号
- - 公式ウェブサイト:日機装 株式会社
Carbon EXについて
- - 取扱うカーボンクレジットには、ボランタリーカーボンクレジット、J-クレジット、非化石証書などがあります。
- - 企業ニーズに合ったカーボンクレジットの購入と創出に関するコンサルティングを行っています。
- - 公式ウェブサイト:Carbon EX 株式会社
これからもCarbon EXは、日機装を支えるパートナーとして、持続可能な社会を実現に向けた重要な役割を果たしていきます。