ボカロ音楽の新たな潮流を発信する、クリプトン・フューチャー・メディア株式会社が運営するボカロ音楽専門レーベル「KARENT」。最近の配信内容に大注目です。今回は、2023年7月10日から7月16日までに新たにリリースされた12作品の詳細をお届けします。
まず、7月11日にリリースされたアルバム『La Blanche』。クリエイター「ぼぉの」によるこの初のアルバムは、初音ミクや音街ウナ、IAなど、5名のボーカルが参加しており、「花と季節」をテーマにした13曲を収録。透き通るような音楽は、リスナーを心地よい世界へと誘います。ぼぉのさんは、「ロックからEDMまで、様々なスタイルを楽しんでほしい」とコメントしています。
続いて、同じく7月11日にリリースされた『Luminous Mirage』。こちらもぼぉのの2作目のアルバムで、「夢と現実」をテーマにした9作品のEDMが収められています。アルバムの中で表現された浮遊感や幻想的なトーンは、リスナーの心を掴んで離しません。
また、1st EP『Blue Reverie』もリリースされ、幻想的な風景をイメージする音色が印象的です。こちらは盛り上がるトランストラックから、心に染み入るようなエモ系の楽曲まで幅広く収録されています。
次にご紹介するのは、長谷川迷子による『テール・アン』。この作品はポエトリーリーディングを通じて、人の意識に潜む暗い側面を浮き彫りにするスリリングなトラックが特徴です。
かげぴーぼーるの『Origami』は、シンセポップでエールを送る一曲です。聴く人が未来に向かう助けとなることを目指し、ミクノポップ好きには特にオススメの作品です。
7月16日には、Adeliaeの『フワライドウ』が登場。風刺の効いたかっこいいリリックが特徴のこの楽曲は、楽しいミドルテンポで聴く者を引き込む仕上がりです。
さらに、かげぴーぼーるの『サクラブルー』は青春のエモさを表現したシンセポップです。春の爽やかさと煌めきを捉えたそのトラックは、多くのリスナーの共感を呼ぶでしょう。
また、音楽サークルP∴Rhythmatiqの『P∴Rhythmatiq act:07』、吉田ヨシユキの『エコーショートバブル』、167による『ハローグッバイ (reprise)』、ばぶちゃんの『夜の帷』、そしてナユタン星人の記念アルバム『ナユタン星からの物体V』など、奥深い内容と多様なスタイルの楽曲が順次リリースされており、音楽ファンの期待を裏切らない内容となっています。
KARENTでは、毎週水曜日に新作の発表を行っており、常に新しい音楽の風を感じさせてくれます。これからも注目が集まるKARENTの作品をぜひチェックしてみてください。
※詳細はKARENT公式サイトや各社ストリーミングサービスで確認できます。