ロッテホールディングス、コンテンツビジネスに参入!日韓の魅力的なIPで新市場を開拓
株式会社ロッテホールディングスは、日韓の魅力あるコンテンツをポップアップストア、食品、各種エンターテインメントサービスとのコラボレーションで幅広く展開するコンテンツビジネスに参入することを発表しました。
ロッテグループは、「みなさまから愛され、信頼される、より良い製品やサービスを提供し、世界中の人々の豊かな暮らしに貢献する」という企業理念のもと、さまざまな分野で事業を行っています。近年、日本は魅力的なキャラクターなどのコンテンツの宝庫であり、韓国もK-POPに代表されるエンタメコンテンツが世界で人気を博しています。
ロッテホールディングスは、日韓で展開している食品事業、観光事業、流通事業などとコンテンツビジネスのコラボレーションがさらなる市場活性化に貢献できると判断し、参入を決めたとのことです。
具体的な取り組み事例
ロッテホールディングスは、すでにいくつかの取り組み事例を発表しています。
① 韓国の人気キャラクター「BELLYGOM(ベリゴム)」
2024年夏には、韓国カルチャーに関心の深い層やファンシーキャラクターファンの皆様に「BELLYGOM」をお届けするポップアップストアやPRイベントの実施を計画しています。
「BELLYGOM」は、ロッテグループのロッテホームショッピングが保有する大きな体とかわいい表情が特徴のキャラクターです。動画やK-POPアイドル、コスメブランドなど、幅広いコラボレーションを通じて、世界各国の10~20代女性から多くの支持を集めています。
② 日本の国民的漫画「ぼのぼの」
2024年秋には、韓国ロッテグループ保有施設でのポップアップストアやカフェメニュー展開を行う予定です。
「ぼのぼの」は、いがらしみきお氏原作の漫画で、1986年から連載を開始し、現在も「まんがライフオリジナル(竹書房)」にて連載を続けています。累計発行部数は950万部を超え、映画化、テレビアニメ放送、ゲーム化、商品化など、幅広い展開が行われています。
③ 日韓共同でのIP開発
韓国で映画制作、配給および映画館運営を行うロッテカルチャーワークスでは、日本の小説やマンガの実写化を検討しています。2023年には、カンヌ国際シリーズフェスティバル招待作となった小説「紙の月」(原作:角田光代)のドラマ化を行いました。
今後の展望
ロッテホールディングスは、今後も日韓相互で魅力あるIP(知的財産)事業の展開を積極的に推進していく方針です。日韓両国のコンテンツを融合させた新たなビジネスモデルの構築に期待がかかります。