カオナビ、ITスキル管理機能にiCD・ITSSテンプレート105種類を追加 - DX人材育成を強力に支援
株式会社カオナビは、提供するタレントマネジメントシステム「カオナビ」のスキル管理機能「アビリティマネージャー」に、iCDとITSSに基づいたITスキルに関するテンプレートを105種類追加し、2024年7月より提供を開始すると発表しました。
このテンプレート追加により、デジタル化が加速する中で需要が高まるIT人材やDX人材の育成・確保に向けた人事施策を後押しします。
未来を担うITスキルの確保が急務の課題に
生産年齢人口の減少とIT需要の急激な拡大により、2030年には最大79万人のIT人材不足が予測されています。さらに、DX推進に伴い、デジタル実装を牽引するDX人材の需要も高まりを見せており、求められるITスキルはますます複雑化・高度化しています。
企業は、リスキリングを含む人材育成や採用を通じて、不足するITスキルを補う必要に迫られています。
カオナビのスキル管理機能「アビリティマネージャー」が進化
「カオナビ」のスキル管理機能「アビリティマネージャー」にiCD、ITSSに基づいたテンプレートを追加することで、複雑なITスキルを業界基準に則って管理することが可能になります。
これにより、企業は、必要とするITスキルの強化に向けたより適切な人事施策を進めることができます。
目的に応じて選択できるテンプレート
今回追加されたiCD、ITSSに基づくテンプレートには、ITスキルだけでなく、ビジネスにITを活用する上で必要な戦略・企画に関するスキルも含まれています。
エンジニアの細かいスキル分布を把握したい、DX推進を牽引する上で必要なスキルを把握したいなど、各社の目的に応じて自由にテンプレートを選択し、組み合わせや重要度の設定を行うことができます。
iCD(iコンピテンシ ディクショナリ)について
ITを利活用する企業が着実に成長していくために求められるタスク(業務)と、それを支えるIT人材のスキル(能力)を体系的にまとめたものです。システム開発やセキュリティ等を担う専門職だけでなく、企画や営業職に関わる項目もあり、ITをビジネスに活用する上で必要な要素を網羅しています。
ITSS(ITスキル標準)について
IT領域のサービス提供に必要とされる能力を評価するための指標です。「ITスペシャリスト」「プロジェクトマネジメント」など11種類の職種に分類し、それぞれに必要とされるスキルの度合いを7段階のレベルで規定しています。
スキル管理機能「アビリティマネージャー」
「カオナビ」のスキル管理機能では、職種や職務レベルに応じたスキル項目の設定から、スキルの収集、見える化を実現します。厚生労働省やIPAなどのスキル標準に合わせたテンプレートを使用することで、簡単にスキル管理を始めることができます。
また、全社員の資格有無やスキルの習熟度評価を収集できるため、経営者や人事担当者は、組織や社員一人ひとりの強みや弱みを把握し、最適な人材配置や自律的なキャリア形成を支援することができます。
カオナビについて
「カオナビ」は、社員の個性・才能を発掘し、戦略人事を加速させるタレントマネジメントシステムです。社員の顔や名前、経験、評価、スキルなどの人材情報を一元管理して可視化することで、最適な人材配置やリスキリング推進といった戦略的なタレントマネジメント業務を可能にします。そして、社員一人ひとりの価値を最大限に引き出し、人的資本経営の実現を支援します。
株式会社カオナビについて
株式会社カオナビは、タレントマネジメントシステムのリーディングカンパニーとして、「“はたらく”にテクノロジーを実装し、個の力から社会の仕様を変える」というパーパスを掲げ、テクノロジーによって一人ひとりの個性やスキルを理解することで、キャリアの自律や多様な働き方ができる社会を目指しています。
利用企業数3,600社以上※のタレントマネジメントシステム「カオナビ」をはじめ、労務管理システム「ロウムメイト」や予実管理システム「ヨジツティクス」を提供し、企業や団体の経営戦略・人材戦略の実現に貢献しています。
※2024年3月末時点