新マスキングツール
2025-05-14 11:41:27

NTTテクノクロスが提供開始した新マスキングツールの全容

NTTテクノクロスの新マスキングツール、事業に革新をもたらす



NTTテクノクロス株式会社は、2025年5月15日から新たに「tasokarenaマスキングツール ローカルLLM版」の提供を開始します。このソフトウェアは、生成AI技術を駆使して、マスキング機能の精度を飛躍的に向上させるもので、特にコンタクトセンターでの顧客データの分析を支援するとともに、機密情報の漏洩リスクを軽減することが目的です。

背景



現在、日本では改正個人情報保護法の施行により、顧客データを適切に加工することで、研究やマーケティング業務に活用する新たな道が開かれました。このような流れの中で、特にテキストデータの活用が進んでいる分野がコンタクトセンターです。ここでは、顧客応対履歴を分析して顧客満足度を向上させたり、販売戦略を練ったりすることが多くなっています。この背景を受け、従来のマスキングツールに加えて、最新技術を採用した新型ツールの必要性が高まってきました。

新機能の特長



「tasokarenaマスキングツール ローカルLLM版」では、主に2つの新機能が大きな特徴です。第一に、生成AIの活用により、個人情報の抽出精度が最大で25ポイントも向上しました。この機能によって、名前や住所といった情報を正確に自動判別し、微妙なニュアンスを考慮しながらマスキングすることができるようになります。これにより、従来のルールベースのマスキングでは対応できなかった細かい情報も適切に扱えるようになります。

第二の特徴はローカルLLMを利用することで、情報セキュリティを強化した点です。このツールはオフラインで運用できるため、外部にデータが送信される心配がなく、企業が取り扱う機密情報の安全性が大きく向上します。このようにして、情報処理が行われ、必要なデータだけを抽出することが可能になります。

利用シーン



この新たなツールは、特にコンタクトセンターでの利用が期待されています。顧客応対履歴をマスキングしたデータを用いて分析を行うことで、顧客満足度の向上や販売促進の施策を検討することができます。また、生成AIサービスを提供する企業にとっては、顧客データに含まれる個人情報をマスキングしてもプライバシーを保護しつつ、効果的にAIモデルのトレーニングを行うことが可能です。

今後の展開



NTTテクノクロスは、今後もマスキング機能のさらなる向上を目指し、お客様のニーズに応じた機能追加や対象ファイルの拡張などを計画しているとのことです。これにより、データの利活用とともに、様々な業界での課題解決を支援することに力を入れていきます。

価格と手続き



商品の価格に関しては、詳細がまだ公開されていない段階ですが、月額契約の場合は最低契約期間が3ヶ月で、1ライセンスにつき1台の端末に限られるとのこと。利用を希望する企業は早めの契約を検討することが推奨されます。

このように、NTTテクノクロスの「tasokarenaマスキングツール ローカルLLM版」は、生成AIを駆使した新たなソリューションとして、多くの業界のデジタル化に寄与することが期待されています。


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会社情報

会社名
NTTテクノクロス株式会社
住所
東京都港区芝浦3-4-1グランパークタワー 15階
電話番号

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