新たな終活支援プログラムが実現
2023年10月、SAMURAI Security株式会社と日本郵便株式会社が協力し、終活支援の新たな形として「終活日和AI」の実証実験を開始しました。このプロジェクトは、「かんぽ生命-アフラック-日本郵便Acceleration Program 2025」で選ばれたテーマの一環として、地域に根ざした終活支援システムの実現を目指しています。
実証実験の舞台
実験は世田谷区にて、官民で連携する終活相談ポータルサイトを利用して行われます。このポータルサイトでは、住民が相続や介護、福祉といった様々な終活に関する悩みをオンラインで相談できる仕組みが整っています。さらに、このサイト内には「日本郵便の終活日和AI」があり、利用者がいつでもどこでも安心して相談できるサービスを提供しています。
サラスAIコンシェルジュの特長
「終活日和AI」は、SAMURAI Securityが提供する終活AIコンシェルジュサービス「サラス」を基にしています。このプラットフォームは、カウンセリングと便利なツールの2軸で終活を包括的にサポート。特に、相談から作成まで一貫してAIが手助けを行います。これにより、ユーザーはスムーズに終活を進めることができます。
2022年のサービス開始以来、すでに3,800人以上、6,800件を超える相談が行われ、リピーターも多いため、その有用性が伺えます。
SaaSでの展開
サラスを法人向けに提供する「サラスSaaSサービス」は、企業が開発不要でオリジナルのAIコンシェルジュを構築できる機能を持っています。このシステムは、短期間で構築が可能であり、コストも抑えられる高いコストパフォーマンスを実現しています。また、実績を背景にした高信頼性も、自治体や企業に評価されています。
未来への展望
弊社はこの実証実験を通じて、住民のニーズに合わせた終活相談サービスの形を整え、多様なプレイヤーと連携した地域密着型の支援モデルを構築することを目指しています。「相続から創続へ」という理念に基づき、今後も様々な機関や企業と協力し、終活支援の社会実装を促進していく所存です。
終活AIコンシェルジュ「サラス」について
サラスは、50歳以上の人々に向けた終活サポートを提供します。アプリをインストールする必要がなく、スマートフォンやパソコンを使って簡単にアクセスできます。利用者は、その日々の気分や必要に基づいたアドバイスを受けたり、シミュレーションを通じて学ぶことが可能です。
このように、サラスは個人のライフステージに寄り添ったサービスを提供し、終活を楽しく進められる環境を整えています。また、専用カード「Its-Ca」と連動することで、家庭や周囲の人々と情報を安全に共有でき、情報セキュリティも万全に保たれています。
SAMURAI Security株式会社紹介
設立は2018年で、東京都渋谷区を拠点に、終活DXプラットフォームの企画・開発・運営を行っています。私たちの目標は、終活を身近に感じてもらい、安心して未来を考えられる環境を提供することです。