アクプランタとAgriFocus、ザンビアでの農業資材販売に関する合意
2026年4月17日、アクプランタ株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役CEO:金 鍾明)は、アフリカのザンビアに拠点を置く農業資材企業、AgriFocus社との間で基本合意書(MoU)を締結しました。この合意は、植物が高温や乾燥のストレスに耐えうる能力を向上させる農業資材「スキーポン」の販売及び現地農家での実証試験を推進するものです。
アグリフォーカス社は、ザンビア国内において強固なネットワークを持つ企業で、農業協同組合や多くの地元農家との関係を築いています。この合意のもと、アグリフォーカス社はスキーポンの販売代理店として、ザンビアにおける普及活動を進める予定です。現地農家との協力の中で、スキーポンの試験導入先の仲介や実証試験の調整を行い、ザンビアの農業環境に適した技術の導入をサポートすることになります。
アフリカでのスキーポン展開
アクプランタは、アフリカにおけるスキーポンの展開をウガンダでの活動を契機に進めてきました。2025年8月には、ウガンダでのスキーポンの製品登録が完了し、翌9月にはウガンダ政府系の農業研究機関であるNational Agricultural Research Organisation(NARO)とほぼ同様の契約を結びました。この取り組みは、ウガンダの農家向けの研修や普及活動の基盤を築くものでした。
2026年の1月には、金代表取締役CEOがザンビアを訪問し、現地の政府高官とスキーポンの活用に関する協議を行いました。この訪問を経て、ザンビア政府系農業研究機関であるZambia Agricultural Research Institute(ZARI)との間で実証試験を実施する準備が整いました。今回のMoU締結は、これらの活動を具体的な形にしたものといえるでしょう。
スキーポンの導入に期待
今回の合意に基づいて、アグリフォーカス社はザンビアの農業協同組合や農家に対してスキーポンを紹介し、販売を進める活動を展開していきます。さらに、農家での実証試験を実施するため、アグリフォーカスが試験に協力する農家の調整や試験圃場の設定を行います。一方で、アクプランタはスキーポンの効果的な使用方法や試験設計に関する技術的なサポートを提供します。
すでにザンビアの一部の農家では、スキーポンを使った実証試験が進行中であり、その使用状況が映像として記録されています。これに基づいて、今後はザンビア国内での本格的な普及を視野に入れた取り組みが進む見通しです。
ザンビアの農業状況とスキーポンの必要性
代表取締役CEOの金 鍾明は、ザンビアの現状について言及しました。近年、特に乾燥が広がるザンビアでは、主食であるトウモロコシの収穫が非常に不安定な状況です。2023年から2024年にかけてはエルニーニョ現象の影響も受け、深刻な干ばつや熱波が発生し、農業生産に深刻な影響を及ぼしました。そのため、高温や干ばつの中でも安定した農作物生産を実現するための技術的な対応が急務となっています。
金 CEOは、スキーポンの導入がザンビア農業の未来を切り開く重要な一歩であるとし、地元機関や企業、農家と連携して気候変動や干ばつに立ち向かう支援を行っていく意向を示しました。
スキーポンの特長
スキーポンは、酢酸の作用を活用した先進的な農業資材です。この資材は、植物の高温や乾燥への耐性を強化し、作物の収量や品質を向上させるだけでなく、節水にも寄与します。
アクプランタ株式会社について
アクプランタ株式会社は、2017年に理化学研究所の研究員だった金 鍾明が、植物の高温や乾燥耐性を高める酢酸に基づく農業資材「スキーポン」を開発した企業です。気候変動への対応や減農薬・減化学肥料が求められる中、同社は国内外で活発に研究と実証実験を行っており、14カ国での取り組みがあります。さらに、国内では複数の県と連携したプロジェクトを展開し、評価も受けています。詳細については
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