AI組み込みに関する最新調査結果が示す企業の課題と未来の展望
ラーゲイト株式会社は、2026年1月を見据え、自社プロダクトへのAI組み込み(AX:AI Transformation)に関する調査を実施しました。550名の事業責任者を対象としたこの調査では、AI導入に関連する具体的なメリットに対する理解が不足している実態が浮き彫りになりました。
調査の背景と目的
近年、ChatGPTやClaude、Geminiといった大規模言語モデル(LLM)の急速な進化により、企業における生成AIへの関心が高まり続けています。しかし、実際に多くの企業からは「具体的なメリットが不明」「データ基盤が整っていないために何から始めるべきか不明」「技術選定に関する知見不足」といった相談が増加しています。これを受け、ラーゲイトでは企業の現状や課題を定量的に把握するために、この調査を実施しました。
調査結果の主なポイントとは
1. AI組み込みの期待と実態
調査の結果、AI導入に対して高い期待が寄せられた一方で、なんと41.3%の回答者が「特になし/わからない」と答えました。具体的なメリットへの理解が十分でないことが明らかになりました。特に、最も期待される付加価値は「業務自動化機能の追加」で32.5%がそれを挙げ、次いで「ユーザー体験の向上・効率化」(28.7%)や「データ分析・レコメンド機能」(24.1%)が続きました。しかし、AIを差別化要因として捉えているという認識は低く、単に業務の効率化に留まる傾向が見受けられます。
2. データ基盤の整備状況
AI活用には適切なデータ基盤が不可欠ですが、調査結果でも「整っている」と答えた企業はわずか8.2%にすぎません。約70%の企業がデータ基盤の整備に関して課題を抱えています。「データは蓄積しているがAI活用前提の整備はこれから」という回答が23.5%を占める一方、「データの蓄積自体が十分ではない」との回答も27.8%に上りました。
3. 外部パートナーとの連携に関する意向
また、調査の結果、約35%の企業が半年以内に外部パートナーとの協働を検討していることが明らかになりました。具体的には、「3ヶ月以内にパートナーを探す」と回答した企業が7.2%、すでに協働中・選定中という企業が11.8%を占めました。自社単独での進行を予定している企業も38.9%存在することから、内製化を重視する動きも見受けられます。
課題への対応策と今後の展望
今回の調査から、AX推進には「メリット理解の不足」、「データ基盤整備の遅れ」、「実現方法の不透明さ」という主な課題が浮かび上がりました。
特に41.3%が「わからない」と回答している点は、AXの価値が抽象的に語られがちであるため、企業ごとに具体的なROI(投資対効果)が不明瞭であることを示しています。そこで、MBA理論を用いたバリューチェーン分析を使い、AI導入の詳細な効果を特定しROIを可視化することが重要です。
加えて、データ基盤の整備完了企業がわずか8.2%という現実は、AX推進の前提条件を達成していない多くの企業の姿を示しています。AWSなどのクラウドサービスを活用して、効果的なデータ基盤設計を行うことが急務です。
また、「実現方法が定まっていない」という企業が31.6%いるということは、技術的知見が障害となっている可能性が高いです。DifyなどのノーコードAI開発ツールを活用することで、技術的なハードルを引き下げながら効果検証を迅速に実施することができます。
最後に、外部パートナーとの協働を志向する企業が約35%に達している一方、内製化を重視する企業も約39%存在することから、包括的な支援体制が求められています。構想策定から実装、内製化の支援まで、一貫したサービスを提供することが必要です。
AX推進にお悩みの企業様へ
ラーゲイト株式会社では、AX構想の策定から開発内製化までのフルサポートを提供しています。MBAスキルを持つ専門家によるIT戦略の策定や、Difyを活用したノーコードAI開発、セキュアなデータ基盤の構築等、AX推進におけるすべてのフェーズで支援を行っています。もし、生成AIの具体的なメリットがわからない、またはデータ基盤の整備から支援が欲しい場合は、お気軽にご相談ください。