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ストーリーライン株式会社、資金調達実施

ストーリーライン株式会社（宮城県仙台市）は、総額1.5億円の資金調達を成功させました。この資金調達は、東北大学と連携して進めている、超臨界CO₂流体技術を使用した独自のカフェイン除去技術「ZEN Craft Decaf Process™」の開発を加速するために活用されます。

1. 資金調達の内容

今回の資金調達は、東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社、および小川珈琲株式会社からの出資に加え、日本政策金融公庫仙台支店と仙台銀行からの協調融資によって行われました。これにより、ストーリーラインは研究・技術開発、並びに新規事業の立ち上げ資金を確保しました。

2. 調達資金の用途

調達した資金は、以下の事業展開に使用される予定です。

• - 「GO-Tech事業」に基づく研究及び技術開発の強化
• - 独自のカフェイン抽出技術「ZEN Craft Decaf Process™」を駆使した高品質デカフェコーヒー豆の開発
• - 新規コーヒーサービス「CHOOZE COFFEE for BIZ」を始めとする事業体制の構築

3. 新たなコーヒー文化の創出

ストーリーラインは、超臨界CO₂流体技術を用いた独自技術によって、コーヒー市場に新たな選択肢を提案します。「ZEN Craft Decaf Process™」は、コーヒー豆の風味を損なうことなく、カフェインを選択的に除去する次世代の技術です。この技術により、「カフェインの強弱」という新しい概念が生まれ、味わいと健康を両立させた新たなコーヒー体験を提供することが可能となります。

4. 成果と今後の展望

現在、ラボフェーズを経て、安定した品質での試作品の供給体制が整いつつあります。今後、量産化に向けた試験装置の導入を計画しており、さらなる研究開発も加速させます。また、国内外のコーヒー事業者とのコラボレーションを通じて、当社は「カフェインを選べる」という新たなコーヒー体験を普及させていく意向です。

5. CEOのコメント

代表取締役 CEOの岩井順子氏は、資金調達の重要性を強調しています。彼女は「この資金は当社の技術的可能性を推進し、新たな価値の創造に役立つものです。デカフェコーヒーの選択肢を広げ、日本から世界へ新しいコーヒーカルチャーを届けていく決意を持っています」と述べています。

6. 小川珈琲の出資について

小川珈琲株式会社の代表取締役社長、宇田吉範氏も「当社が開発したカフェイン除去技術に感銘を受け、出資を決定しました。この技術は、個々のライフスタイルに合わせた新しいコーヒー体験を実現可能にします」とコメントしています。

7. 会社概要

ストーリーライン株式会社は、超臨界CO₂流体技術を用いたカフェイン除去技術の研究開発を行うスタートアップです。自社研究室では、カフェイン量を選べるメニューを提供しており、将来的にはコーヒー生産国での生産及びグローバルシェア拡大を目指しています。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。

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