札幌市とDNPの新たな協定
2021-05-11 17:00:25
札幌市と大日本印刷が連携、新たな街づくりの取り組みを発表
札幌市と大日本印刷が連携、新たな街づくりへ向けて
2023年10月、札幌市と大日本印刷(DNP)は、地域を活性化させるための協力体制「さっぽろまちづくりパートナー協定」を締結しました。この協定は、企業の持つ知識や技術を活用しつつ、持続可能な街づくりを目指す新たな取り組みです。特に、DNPが2019年から協賛している「北海道マラソン」を通じて育んできた共助の精神を基盤にした、社会的な実験と協力が歓迎されています。
1. 新たなエリアマネジメント手法の導入
本協定において重要なポイントは、DNPの得意とするバーチャル空間の技術を活用し、札幌市の「アカプラ」こと北3条広場を新たなエリアマネジメントのモデルとして位置づけることです。こちらを「PARALLEL SAPPORO KITA3JO」と名付け、仮想の都市空間を構築します。この空間では、企業や他の団体と連携し、さまざまなコンテンツを提供し、地域の魅力を国内外に発信することが期待されています。
2. 誰もが住みやすいまちづくりを目指したコミュニケーションの強化
DNPは、札幌市が発信する情報をより分かりやすく伝えるためのデザインや方法論の提供を行います。その一環として、インフォグラフィックス(IG)やユニバーサルデザイン(UD)を組み合わせた新しいデザイン手法であるIGUDを活用した観光マップのリニューアルが行われます。また、助けあいアプリ「May ii(メイアイ)」を通じて、札幌市民のホスピタリティを向上させる支援も行われます。
3. スポーツと文化の魅力を高めるコンテンツ活用
協定の中では、地域のスポーツの魅力や活力を創出するため、マンガやアニメ、映像などのコンテンツを積極的に活用する方針が示されています。具体的には、札幌を舞台にした作品とのタイアップにより、地域の魅力を国内外へと発信し、またパラスポーツに関するコンテンツも提供することで、多様性を尊重した地域の活性化が進められます。
4. 地域との協力を深め持続可能なまちづくりへ
DNPは、文化や観光、スポーツ振興を通じて地域との関わりを深める取り組みも強化していきます。例えば、文化・芸術を学ぶことができるワークショップを開催し、誰もが気軽に参加できる環境を整えることで、地域の人々の文化活動を後押しします。これにより、次世代を担う子供たちの育成や地域産業の振興を図り、持続可能なまちづくりを進めていく姿勢が示されています。
札幌市とDNPの新しい取り組みは、都市の未来を見据えたものです。これからの魅力的な街づくりとして、地域や市民との連携がどのように描かれるか、注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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大日本印刷株式会社地域共創型XRまちづくり
- 住所
- 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号
- 電話番号
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