生産者と共に農作業!桃収穫体験イベントを開催
山梨県笛吹市に位置する御坂うまいもの会と協力し、生活協同組合パルシステム東京は6月7日(土)に特別な農作業体験イベントを実施します。この取り組みは、参加者が実際に農作業に従事することで、生産者の苦労を知り、また、そのプロセスを通じて食に対する感謝の気持ちを育むものです。イベント当日は、桃やブドウの摘果や袋掛けを行い、作業が終了次第、その成果が自宅に届けられるという一石二鳥の体験が待っています。
農作業を通じた相互理解の深化
今回の援農体験では、特に桃の袋掛け作業に焦点を当てています。この作業は、モモの実が成長する過程で病害虫から守るために非常に重要です。生産者は、毎日何千枚もの袋掛けを行うことで、農薬使用量の削減を目指しています。このような試みを通じて、参加者は農作業の難しさや、生産者がどのような思いで作物を育てているのかを実感することができます。自ら手を動かすことで、農産物の背後にある努力や環境への配慮を直に感じられるでしょう。
持続可能な農業への挑戦
御坂うまいもの会は、モモやブドウ、スモモを栽培する際に、農薬使用量を県の基準の5割以上削減することに成功しています。さらに除草剤や土壌くん蒸剤も使わないことで、環境負荷の軽減を図っています。このような努力が、モモの美味しさや品質を保ちながら、持続可能な農業を実現するための鍵となっています。
また、剪定した枝を炭にして炭素貯留に活用する取り組みも行っています。CO2は光合成の過程で果樹内部に貯留されますが、剪定した枝を燃焼してしまうとその一部が大気中へ放出されてしまうため、炭化することでCO2を土壌に留めることが可能になります。これにより、持続可能な農業だけでなく、地球温暖化対策にも寄与するのです。
参加者への特別なお礼
イベントで作業を手伝った参加者には、生産者から感謝の意を込めて旬のモモやブドウが自宅に届けられます。このように、参加者と生産者のつながりが深まることで、食卓に届くまでのプロセスを意識してもらうことができるのです。
2025年は国際協同組合年
2025年は国連が定めた国際協同組合年にあたります。この年、協同組合の力で人と人がつながり、助け合うことの重要性が改めて呼び起こされます。生活協同組合パルシステム東京は、生産者と消費者の間の協同の力を一層強めるべく、様々な取り組みを進めていく所存です。
イベント開催概要
- - 日時: 2025年6月7日(土)9:45〜15:30(雨天決行)
- - 場所: 御坂うまいもの会(山梨県笛吹市御坂町大野寺1228-1)
- - 参加費: 無料
- - 詳細情報: 公式サイトをチェック
この機会に、ぜひ農業体験に参加してみてはいかがでしょうか。生産者と消費者の距離が縮まり、食に対する新たな視点を得られるかもしれません。