大和ハウス、新たな賃貸住宅ブランド「THE STATELY」登場
2025年3月3日、大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市)は新たな賃貸住宅商品「THE STATELY(ザ ステイトリー)」の販売を全国的に開始しました。この商品は、重量鉄骨ラーメン構造を採用し、耐震性能や省エネ性能に特化した設計が特長です。
商品の背景と特徴
大和ハウスはこれまで、都市型賃貸住宅「GRACA(グラサ)」やZEH-Mに対応した「TORISIA(トリシア)」などを展開してきました。その経験をもとに、新商品「THE STATELY」は創業70周年を記念して開発されました。主な特長としては、耐震等級3を標準仕様とし、構造躯体に対する初期保証も30年を設定しています。
耐震性能の高い設計
「THE STATELY」では、超高層建築物にも用いられる座屈拘束技術(座屈拘束ブレース耐力壁「DSブレース」)を採用しております。この革新的な技術により、引張と圧縮の両方で高い耐震性能を実現し、繰り返し起こる地震にも対応可能な設計となっています。柱と梁の接合部分も特別に強化されており、構造の強度は格段に向上しています。
快適な住環境の追求
音に対する配慮も徹底されています。住戸間の界壁には特製の吸音材を充填し、生活音を大幅に削減。上下階の音響問題には遮音床「DSスラブ」を用いることで、住居の快適性を高めています。住人が静かに暮らすことができる空間作りにこだわった結果、他の住宅商品とは一線を画す仕上がりとなっています。
ZEH-Mへの対応
「THE STATELY」は、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス・マンション(ZEH-M)に対応しており、省エネ設計が行われています。高性能の断熱仕様や省エネルギー設備を導入することで、一次エネルギー消費量を大幅に削減。また、太陽光発電システムを搭載するオプションも用意されており、自家消費可能な電力を得ることができます。
初期保証と長期のサポート
初期保証30年という長期間のサポートも魅力です。「THE STATELY」では、外壁内部に防水層を設けた二重防水構造などが採用され、高い耐久性が期待されます。水や熱による劣化を徹底的に防ぎ、オーナー様の資産価値を長期にわたり維持します。さらに、30年以降は保証の延長も可能で、5年ごとの耐久性能診断を有料で実施できます。
地域ニーズへの対応
地域に特化した提案も行いたい「THE STATELY」。1階の天井高は3mを超え、商業利用も視野に入れた設計で、物販店舗やオフィスとしての使用にも対応しています。2階以上のフロアプランも自由度が高く、住環境に合わせた多様な設計が可能です。
このように、「THE STATELY」は最新の技術を搭載しつつも、居住空間の快適性と地域性に配慮した商品となっています。大和ハウスの本社は大阪市にあり、この新商品を通じて賃貸住宅市場に新たな風を吹き込みつつあるようです。
まとめ
大和ハウス工業の新商品「THE STATELY」は、最新の耐震性能や省エネ設計によって現代の住宅ニーズに応える賃貸住宅です。居住者が求める快適性と安全性を追求し、長期的な資産価値の維持を実現するこの住宅は、今後のマーケットにおいて注目されることでしょう。