採用動向分析
2025-12-09 12:48:33

2025年度上半期のマーケティング・広報職採用動向を徹底分析

2025年度上半期のマーケティング・広報職採用動向を徹底分析



circus株式会社が運営する人材紹介プラットフォーム「circusAGENT」が、2025年度上半期におけるマーケティング・広報職の採用動向を分析したレポートを発表しました。本記事では、その詳細を掘り下げ、求職者と企業双方にとって重要な情報を提供します。

調査概要


本調査は、circusAGENT上に掲載された求人データを基に実施されました。2025年4月から9月までの間に掲載されたマーケティング・広報職の求人を分析し、特に採用動向に注目しました。調査対象となった業界は、200件以上の求人が確認できる7業界から選び出され、合計で3,748件の求人情報が集められました。いずれのデータも実際の求人数から導かれたもので、社会全体を代表するものではありませんが、実情に即した分析が行われました。

採用要件の動向


最初に注目すべきは、求人数の傾向です。マーケティング・広報職の求人の53.5%が「経験不問」の条件であり、過半数を占めています。特に不動産・建築・土木業界では72.2%の求人が経験不問とされ、ポテンシャル採用が中心となっていることが分かります。一方で、IT・Webサービス業界においては、52.4%の求人が「経験者のみ」を求めており、業界ごとに採用戦略が大きく異なっています。

年収の動向


想定年収中央値は525万円であり、IT・Webサービス業界においては600万円、広告・PR・マスコミ業界では487万円という結果が出ています。このように、業界によって年収に大きな差が生じており、業務の幅広さや求められるスキルセットが影響を与えているようです。

特に経験者と未経験者の年収差は125万円であり、不動産・建築・土木業界ではさらに顕著で、経験者が640万円に対し未経験者が405万円という結果が示されました。

採用コストの動向


採用コストに関するデータも重要です。紹介手数料の料率は28.1%で、経験の有無によっての料率差はわずか1.2ポイントという結果が出ました。これは、企業側が未経験者でも即戦力に近い人材を求めていることが反映されています。

総括


今回の調査結果から、企業が求人を出すにあたり、経験の有無に応じた極端な偏りが見られないことが明らかになりました。特にIT・Webサービス業界では、経験者採用が重視されている一方で、他の業界ではポテンシャルを重視した採用が進んでいることが分かります。この変化は、マーケティング・広報職が特定の経験者だけから広い層を受け入れるようになっていることを示しています。

このように、マーケティング・広報職の採用動向は多岐にわたり、今後も継続的な観察が求められます。また、circusAGENTは、採用企業とエージェントが効率的に取引できるプラットフォームを提供しており、約1,700社のエージェントが登録し、求人数は約100,000件に達しています。今後もマーケティング・広報職の求人トレンドに注目していきたいところです。


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会社情報

会社名
circus株式会社
住所
東京都中央区京橋1-13-1WORK VILLA KYOBASHI 9階
電話番号
03-4405-4931

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