日本とオーストラリアの量子技術の未来を描く
2026年7月28日、オーストラリア・シドニーで「日豪量子ワークショップ」が開催されました。このイベントは、日本の量子スタートアップOptQC株式会社が重要な役割を果たし、未来の量子技術に関する協力の基盤を築く大きな機会となりました。
ワークショップの背景
「日豪量子ワークショップ」は、前日の7月27日に署名された日豪間の量子科学技術及びイノベーションの協力覚書(MOC)に連動して実施されました。この覚書の締結は、両国政府が量子科学技術分野での連携を強化する決意を示すものであり、このワークショップはその具体的な実行の場として重要視されています。
ワークショップには一般社団法人量子技術による新産業創出協議会(Q-STAR)やQuantum Australia(QA)などの支援があり、両国の研究者や産業界が集まり、具体的なビジネスや研究活動へのつながりを模索しました。
OptQCのプレゼンテーション
OptQC株式会社は、東京大学からスピンオフされた光量子に特化したスタートアップです。同社の取締役、平岡卓爾氏は、光量子コンピュータ初号機「MoQuren」や、自社の会員プログラム「HIQALI(ヒカリ)」の概要を紹介しました。これにより、光量子技術の産業応用に向けたビジョンとともに、研究成果から商業化への移行プロセスを提言しました。
ワークショップでは、日豪ともに産業界や研究機関の関係者が集まり、両国の技術的強みを相互に活用する方法や将来的な共同プロジェクトの立ち上げに向けた意見交換も行われました。この交流は、量子技術の進展に向けた多くの新たな機会を創出する一歩となるでしょう。
CEOのコメント
OptQCの代表取締役CEOである高瀬寛氏は、日豪政府間のMOC締結という歴史的な瞬間に立ち会ったことを大いに嬉しく思っていると述べました。「私たちは今までにタイやインドといったアジア市場での連携を進めてきましたが、今回のワークショップは海外展開の新たなステップとなります。」と、高瀬CEOは今後の展開への意欲を語りました。
OptQC株式会社の概要
OptQCは、東京大学の古澤研究室での25年に及ぶ研究の成果を基に、光量子技術の利用を目指したディープテックスタートアップです。同社のビジョンは、量子技術の商業化を加速させることで、グローバル市場への進出を図ることです。
基本情報
- - 会社名: OptQC株式会社
- - 所在地: 東京都豊島区西池袋3-28-13 IT tower TOKYO 15階
- - 設立: 2024年9月2日
- - 事業内容: 光量子コンピュータの研究・開発・提供
- - URL: OptQC公式サイト
このように、OptQCは日豪の量子技術の連携を強化し、今後の展開にさらなる期待を寄せています。