株式会社SI&C(東京都港区、代表取締役社長 岩澤 俊典)はこの度、私立神山まるごと高等専門学校の公認ロボコンチームである「Hanabi」とスポンサー契約を締結し、国際ロボット競技会である「FIRST® Robotics Competition(FRC)」への挑戦を支援することを発表しました。この契約により、SI&CはHanabiのロボット製作やアウトリーチ活動を通じて、学生の技術力向上や地方創生、STEM教育の推進に寄与していきます。
FRCとは?
FRCは、アメリカのNPO法人「FIRST」が主催する、世界最大規模の高校生向けロボット競技大会です。毎年1月に発表される課題に基づいて、各チームは6~8週間でロボットを設計・製作し、地域大会や世界大会でその成果を競います。この競技は単に技術力を試すだけでなく、チームワークや創造力、地域とのつながりも重視されており、アウトリーチ活動や資金調達が求められることで、社会に役立つスキルを身につける環境が整っています。また、FRCは科学、技術、工学、数学(STEM)教育の推進にも寄与しています。
チーム「Hanabi」とその活動
「Hanabi」は2023年に創設された神山まるごと高専のFRCチームです。チームは「Get it, Give it, Hanabit!」というスローガンのもと、技術の習得と共有を目指し地域や次世代の支援活動を行っています。初年度にはすべてのメンバーがロボット製作未経験ながら、地域の企業からの支援を受けて750万円の資金を調達し、ゼロからのロボット製作に挑戦しました。2024年にはハワイでのFRC地区大会で「Rookie Inspiration Award」を受賞し、その成果が高く評価されています。
SI&Cの取り組み
株式会社SI&Cは独立系システムインテグレータとして、業務アプリケーションやアプリケーション基盤の設計・開発・維持を行うトータルITサービスを提供しています。47年の実績を持ち、国際的なプロジェクトマネジメント資格「PMP」の取得支援や、CMMI「レベル5」の達成を目指しています。また、DXやAIなどの最先端テクノロジーを駆使し、企業の業務革新をサポートしています。
このように、SI&CとHanabiの提携は、学生たちに対する支援だけでなく、地域の発展にも貢献するものであり、次世代の技術者の育成という大きなビジョンを実現するための第一歩となることでしょう。未来を担う若者たちが新たな挑戦に立ち向かい、成長していく姿は、地域だけでなく日本全体に理想的な影響を与えることが期待されています。