セイコーが挑む東京2025世界陸上の魅力
彼らの歴史は1964年の東京オリンピックに始まり、セイコーグループ株式会社は2025年に開催される東京2025世界陸上で、19大会連続でのオフィシャルタイマーを務めることを発表しました。これにより、スポーツの感動的瞬間を数値で捉え、観客にその魅力を届ける役割を担います。
最新技術で迫力の競技をリアルタイムで体験
東京2025では、短距離競技に新たな「VTT(ビデオトラックトラッキングシステム)」を導入します。このシステムは、競技場全周に設置された12台のカメラによって、選手一人ひとりの動きをAIで追跡し、走行データをリアルタイムで計測、表示します。このパフォーマンスデータは、テレビ中継や大型ビジョンを通じて視聴者に届けられ、より臨場感あふれる体験を提供します。
さらに、東京開催を記念したオリジナルの「ファイナルラップベル」を導入。これは中長距離において、選手が最後の一周に入る際に鳴らされ、勝負の重要な時を告げる合図となります。このベルは、日本の職人が手がけたもので、重厚なデザインと澄んだ音色が競技場の緊張感を一層際立てます。
「A TRUE MOMENT」の体験を通じて
セイコーはスポーツの計時と計測機器を通してアスリートをサポートするCM「A TRUE MOMENT」を公開し、東京2025世界陸上期間中に多彩なイベントを実施します。特に注目すべきは、セイコーハウスで行う特別展示「HARMONY OF THE MOMENTS」です。
この展示では、セイコーが刻んできた世界陸上の歴史を12の展示物で紹介し、選手の体験を音や映像を通じて体感することができます。また、イベントではその時々のアスリートの感情やドラマを伝え、計測機器がどのように競技をサポートしているのかを深く理解できる機会となることでしょう。
東京の街で広がるアートとスポーツのコラボ
また、「東京世界陸上アートプロジェクト」も展開され、都内各地に選手たちの巨大な壁画アートが登場します。セイコーハウスのショーウインドウには女子やり投げ日本代表の北口榛花選手をモチーフにしたアートが展示され、鶴見や他の地域でも活躍する選手たちの作品が紹介されます。スポーツとアートの融合が、新たな形で競技に対する関心を生むことでしょう。
コラボカフェで特別な体験を
国立競技場近くに位置する「ロイヤルガーデンカフェ青山」では、セイコーとのコラボカフェ「Seiko 0.001 cafe」が期間限定で登場します。ここでは、オリジナルメニューや特別なデコレーションを通して、来場者に“真の瞬間”を体験していただけます。競技の興奮が詰まったこのカフェで、是非とも特別なひとときを過ごしてください。
未来のアスリートに向けた取り組み
セイコーは次世代のアスリートを育成する「時育®セイコースポーツアカデミー」にも力を入れています。女子100mの日本記録保持者、福島千里氏を講師に迎え、一般の子どもたちを対象に特別な陸上教室を開催します。この機会に最新の計時計測機器を体験し、競技への興味を深めることにもつながります。
セイコーと共に作り上げる未来
このように、セイコーは最新技術を駆使し、アスリートの挑戦を支えるとともに、地域と密着したイベントや展示を通じて、東京2025世界陸上を盛り上げていく意欲を見せています。競技そのものの楽しさを引き出し、アスリートの熱意と技術の進化を世界に発信するこの大会が楽しみでなりません。