小学生のSTEM教育
2023-05-30 07:00:01

小学生がデータサイエンスを学ぶ新たな挑戦、ウェブサイトリニューアル

新たにリニューアルしたSTEM-DSウェブサイト



「小学生から始めるSTEM・データサイエンス」(STEM-DS)のウェブサイトが全面的にリニューアルされました。この教材は、特に小学校の5年生と6年生を対象としており、STEM分野の教育を促進することを目的としています。リニューアルされたウェブサイトは、教育現場での利用をさらに簡単にし、アクセスを向上させるために設計されています。

STEM教育プロジェクトの目的



東京学芸大学こども未来研究所は、2013年に設立されたSTEAM教育プロジェクトの一環として、産学官の連携を通じた教育の革新を推進しています。このプロジェクトは、共同研究や教材開発、教授法の普及などを通じて、次世代の教育環境を形成することを目指しています。特に、STEM-DSは数学に重点を置いており、本格的なデータサイエンスに触れることができる教材を提供しています。

デジタル化と教育の未来



近年、急速に進むデジタル化の影響を受け、小学校でも総合的な探究の時間が導入されています。これは、データを分析し、論理的かつ批判的に考え、グループワークを通じてコミュニケーション能力を養うことが求められているためです。STEM-DSの教材を利用することで、小学生は早期からデータサイエンスに触れ、自ら問題を発見し、解決していく力を育むことができるのです。

フードロス編とSDGs



STEM-DSのリニューアルに伴い、特に注目すべきは「フードロス編」です。この資料は、SDGsの「飢餓をゼロに」という目標とも関連し、データサイエンスの基本を学ぶための新たなアプローチを提案しています。生徒たちは、実際にインタビューを行い、そこで得た情報を元に仮説を立てます。この仮説をもとに、データを分析し、新たな問題を見出していくプロセスを経ることで、データサイエンスの醍醐味を体感することができます。

教材の活用と実践例



新ウェブサイトでは、教材を利用するための具体的なアクセスマップが提供されており、誰でも簡単にパワーポイント教材やWebアプリを無料で利用登録できます。また、東金町小学校の太田先生による授業実践例も掲載されており、授業の進行や内容についての具体的な情報を得られる貴重な機会です。教員の方々も、実際にどのように教材を生かすかの参考にすることができるでしょう。

教育の新風を感じて



特定非営利活動法人東京学芸大こども未来研究所は、地域の教育力を高めるために様々な取り組みを行っており、今回のウェブサイトリニューアルもその一環です。教材を通じて、子どもたちが自らの力で問題を解決するためのスキルを身につけ、将来の職業選択においても活かせるように意図されています。

新しくなったSTEM-DSのウェブサイトにアクセスして、データサイエンスの面白さを体感し、自らの学びの一部にしてみてはいかがでしょうか。「総合的な学習の時間」や「STEM教材」を利用した新しい学びの場が、多くの子どもたちに広がることを願っています。

会社情報

会社名
特定非営利活動法人 東京学芸大こども未来研究所
住所
東京都小金井市貫井北町4-1-1
電話番号
042-312-4112

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