フランス映画界を代表する伝説の女優、ロミー・シュナイダー。その43年のドラマチックな生涯を映画に捧げた彼女の輝きを再び体感できる映画祭が、東京日仏学院にて開催されます。
2024年11月23日(土)から12月1日(日)までの9日間、ロミー・シュナイダーにとって重要な監督であり、彼女の魅力を最大限に引き出したクロード・ソーテ監督との3作品が上映されます。
特集されるのは、ロミー・シュナイダーの代表作ともいえる『すぎ去りし日の…』、『夕なぎ』、『マックスとリリー』の3作品。
『すぎ去りし日の…』は、自動車事故で死にかけている建築家の男が人生を回想する物語。ロミー・シュナイダーは、感情と身体が調和した自然体の女性を演じ、フランス映画界に不動の地位を築きました。
『マックスとリリー』では、ロミー・シュナイダーは心優しい娼婦を演じ、黒いコートや赤いドレスを身にまとい、悪魔的な魅力と高潔な純粋さの間で眩いばかりの美しさを放ちます。
『夕なぎ』は、幼い娘とともに幸せに暮らすロザリーのもとに、かつての恋人ダビッドが現れるという物語。イブ・サン=ローランの衣装がロミー・シュナイダーの魅力をさらに際立たせています。
映画祭期間中は、上映作品以外にも、坂本安美氏によるレクチャーも予定されています。ロミー・シュナイダーの映画の魅力や、彼女の女優としての軌跡について深く知ることができる貴重な機会です。
ロミー・シュナイダーの輝かしい演技と、クロード・ソーテ監督の卓越した演出が織りなす、珠玉の映画作品の数々を、ぜひこの機会に鑑賞してみてはいかがでしょうか。