エレコムとヘルステック研究所の新たな連携
エレコム株式会社は、この度、株式会社ヘルステック研究所が提供する生涯PHRアプリ「健康日記」と同社のエクリア上腕式血圧計シリーズがBluetoothで連携を開始することを発表しました。これにより、心疾患の病歴がある方々にとっての日々の血圧管理が一層効率的に行えるようになります。
Bluetooth連携の利点
従来、血圧を手動で記録することは面倒に感じられることが多く、特に心疾患を持つ方にとっては重要なデータであるにも関わらず、日々の記録が疎かになることもありました。しかし、今回のBluetooth連携により、エクリアの血圧計で取得したデータが直接スマートフォンの「健康日記」に送信されるため、面倒な手間が省けます。これによってデータ管理が簡素化され、健康管理が一段と容易になります。
記録されたデータはグラフ表示されるため、視覚的に自分の健康状態を確認することも可能です。これにより、自分の身体の変化を把握しやすくなり、心臓突然死のリスクが高い方々が自分の健康状態を意識し、適切な対応をとる手助けをします。
健康日記アプリについて
「健康日記」は、ヘルステック研究所が京都大学との共同研究に基づいて開発した生涯PHRアプリです。このアプリは、単なる血圧測定にとどまらず、体重やカロリー、服薬履歴などさまざまな健康情報を管理できます。さらに、スマートフォンのヘルスケア機能と連携して歩数データを自動で取り込み、健康管理をサポートします。
また、マイナポータルと連携することで、ユーザーの医療保険情報も取得可能となり、健康診断や調査結果もアプリ内で確認できるようになります。これまでに18万以上のダウンロード数を記録しており、多くのユーザーに支持されています。
エクリア上腕式血圧計
エレコムが提供するエクリア上腕式血圧計シリーズ(型番:HCM-AS01BTWH)は、持ち運びに便利なコンパクトサイズで、Bluetooth対応製品です。USB充電式で電池交換が不要なため、環境にも優しい設計となっています。この血圧計は、最大で2人分の測定データを別々に保存できるため、家族での利用にも便利です。
企業の背景
エレコムは1986年に設立され、主にIT関連商品を中心に成長してきました。しかし、最近ではヘルスケアやスマート家電、アウトドアなど、多様な分野にも事業を展開しています。エレコムが掲げる「Better being」というパーパスは、より良い技術や品質を追求し、人々の生活を豊かにすることを目指しています。
また、ヘルステック研究所は、データに基づく健康管理の向上を目的としたベンチャー企業で、京都大学との連携を通じた研究開発に力を入れています。アプリ「健康日記」や医療従事者向けのアプリなど多岐にわたるサービスを展開し、持続可能な社会に貢献することを目指しています。
総括
エレコムとヘルステック研究所の協力により、人々の健康管理がより効率的に行える環境が整いました。未来の健康管理は、このようなテクノロジーの進歩によってさらに充実していくことでしょう。これからも両社の動向に注目です。
健康日記の紹介サイト
エクリア上腕式血圧計の詳細