新たな居住支援サービス『まもネット』の誕生
2023年10月25日、株式会社ヴァンガードスミスと株式会社デジタル金庫が業務提携を結び、高齢者や住宅確保要配慮者を対象とした新しい居住支援サービス『まもネット』を提供開始しました。
このサービスは、元警察官による近隣トラブル解決支援サービス「Pサポ」と、デジタル資産の整理・保管・見守りを行う「Digital Keeper」を融合させたものです。特に、高齢者が安心して暮らせる環境づくりが重要です。
提携の背景
今、日本では、住宅確保要配慮者や高齢者に対して、孤独死や近隣トラブルの心配から居住できる物件が限られている状況があります。その一方で、賃貸住宅への需要は多く、このギャップを解消するための新サービスが求められています。
この状況を打破するために、ヴァンガードスミスとデジタル金庫は互いの強みを活かし、『まもネット』を通じて安心して住むことのできるセーフティネット住宅の促進を目指します。
サービス『まもネット』の内容
『まもネット』は、2つの主要機能から構成されています。
1.
Pサポによる近隣トラブル解決支援
経験豊富な元警察官たちが、「騒音」「迷惑行為」などのトラブル解決を支援します。相談は少額のサブスクリプションで可能で、成功報酬などの追加費用が発生することはありません。
この取り組みは、トラブルの初期段階からの把握と解決を目指し、安心できる住環境の確保につながります。
2.
Digital Keeperによる安否確認システム
Digital Keeperを通じて、入居者の安否を定期的に確認します。毎週月曜日に「お元気ですかメール」を送信し、その確認状況によって入居者の安否が把握できます。万が一、メールへの反応がなかった場合、次の日には関係者へ通知が行われる仕組みになっています。
Digital Keeperの特徴
Digital Keeperは、個人や企業経営者が持つデジタル資産の安全な継承をサポートするサービスです。例えば、家族が突然の事故や病気に見舞われた場合でも、あらかじめ設定した継承者に必要な情報を安全に引き継ぎます。このサービスにより、家族への負担を軽減できます。
企業情報
株式会社デジタル金庫
- - 設立: 2021年11月30日
- - 代表者: 山口裕司
- - 所在地: 神奈川県茅ケ崎市香川3-16-3
- - 事業内容: 終活支援事業
- - 公式ウェブサイト
株式会社ヴァンガードスミス
- - 設立: 2015年10月
- - 代表者: 田中慶太
- - 所在地: 東京都港区西新橋1-1-1日比谷フォートタワー10F
- - 資本金: 104,700,000円
- - 公式ウェブサイト
まとめ
『まもネット』の提供開始により、高齢者や住宅確保要配慮者が居住しやすい環境が整えられ、近隣トラブルからの安心感と、デジタル資産の安全性を両立させた新たなサポート体制が築かれることでしょう。今後、このサービスが多くの人々の暮らしに寄与することが期待されます。