特許庁が主催する「第6回 IP BASE AWARD(アイピーベースアワード)」がいよいよ始動します。このアワードはスタートアップやその支援者たちの知財活動を評価し、表彰するための重要な機会です。エントリー受付は2024年の9月3日から開始され、スタートアップ部門とスタートアップ支援者部門の二つに分かれています。
株式会社角川アスキー総合研究所は、特許庁と連携し、運営事務局としてこのアワードを推進していきます。今年度の特筆すべき点は、スタートアップ部門でファイナリストのピッチ審査が行われることです。この審査は授賞式の場で実施され、特に高く評価されたスタートアップが顕彰されることになります。
スタートアップ部門の対象は、設立から10年以内の未上場スタートアップで、知財権の取得や活用に積極的に取り組んでいる企業です。一方、スタートアップ支援者部門では、知財専門家や投資家、アクセラレーターなど、スタートアップを支援する側の個人や組織からの候補者が求められます。
受賞するには、事前に提出された応募書類とピッチ審査の評価に基づいて選考されます。特に目を引くのは、ピッチ審査において一般観覧者の投票によって選ばれる「オーディエンス賞」の新設です。これにより、より多くの人々が知財の重要性を認識し、スタートアップの取り組みに興味を持ってもらえる機会が増えることでしょう。
また、受賞者には、トロフィーが授与されるほか、IP BASEのホームページやメールマガジンでの特集記事掲載といったPR活動がサポートされることになります。応募方法や詳細についてはIP BASEの公式ウェブサイトで確認できます。
スタートアップやその支援者たちの知財に対する積極的な取り組みが求められる今、特にスタートアップにおける知財の保護と活用の重要性が理解されつつあります。特許庁が設立した知財コミュニティポータルサイト『IP BASE』は、知財戦略や最新の支援施策に関する情報を提供し、スタートアップと専門家との接点を創出する場となっています。
未上場企業が見逃せないこの機会を通じて、知財活動の取り組みを広く知ってもらえることを目的としたIP BASE AWARDは、今後ますますの発展が期待されます。応募対象の企業および支援者は、ぜひ自身の取り組みをPRできるチャンスとしてこのアワードにエントリーしてみてはいかがでしょうか。公式サイトには応募方法や詳細情報が掲載されていますので、興味のある方はぜひご確認ください。