NPSベンチマーク調査2024の結果発表
最近発表された対面証券を対象にしたNPS®ベンチマーク調査2024の結果で、三菱UFJモルガン・スタンレー証券がNPSおすすめランキングのトップに立ちました。この調査は、NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社が実施。
調査の概要と背景
今回の調査は、対面証券部門の5社を対象に行われ、その中で三菱UFJモルガン・スタンレー証券が-32.3ポイントで1位となりました。続いて、SMBC日興証券が-39.8ポイント、そして大和証券が-43.0ポイントで3位という結果になりました。全体のNPS平均は-41.3ポイントとなり、トップとボトム企業の間には13.7ポイントの差が見られました。
NPS(Net Promoter Score)は、顧客の推奨度を示す指標で、企業に対するロイヤルティの重要なバロメーターとなります。さて、調査では、対面証券業界全体のNPSが前年と比較して12.4ポイント上昇していることも特筆すべき点です。
ロイヤルティを高める要因
業界全体のロイヤルティの分析においては、ブランドイメージや顧客への配慮の姿勢が大きな影響を与えていることが明らかになりました。「企業イメージ・ブランドイメージの良さ」や「お客様に寄り添う姿勢」、「問い合わせ時の応対の良さ」が顧客の信頼を得るための重要な要因とされています。
逆に、ロイヤルティ向上のために改善が求められる項目には、「期待通りの資産運用成果」や「コストパフォーマンス」などが挙げられます。顧客が求める情報提供やアフターフォローの充実も重要な要素であり、特に「自分に合った商品・サービスの提案力」もロイヤルティ向上に寄与することが期待されています。
NISAの影響
さらに、注目すべきは新NISA制度の影響です。調査によれば、新NISAを利用するために初めて証券会社の口座を開設したという顧客の割合が高いところが目立ちました。特に新規顧客の中には、若年層が多くを占めており、29.5%が証券会社で新NISAを利用するために新たに口座を開設したとのこと。
継続利用意向
推奨度が高い顧客ほど、今後の継続利用意向が高まる傾向も浮き彫りになりました。調査の結果、推奨者は平均9.4ポイント、中立者は7.9ポイント、批判者は5.8ポイントを記録し、推奨度と継続利用意向の関連性が確認されました。
まとめ
三菱UFJモルガン・スタンレー証券がNPSランキングの首位を獲得した背景には、企業イメージや顧客対応の品質が影響していることが明aredれました。また、「新NISA」の利用開始やロイヤルティ向上のための改善点が明確になったことも、今後の対面証券業界における注目ポイントです。詳しいデータは、NTTコム オンラインの公式サイトでダウンロード可能です。