新たな無人決済体験が始まる
2024年8月14日、東京の北区に位置する「城北信用金庫王子営業部王子北本通り出張所」にて、無人決済システム「TTG-SENSE SHELF」が導入されます。このプロジェクトは、グローリー株式会社と株式会社TOUCH TO GOが協力し実現したもので、金融機関と無人決済システムの融合という新たな試みを示しています。
無人決済システムとは?
「TTG-SENSE SHELF」は、カメラとセンサーを使ってお客さまの動きを精密にキャッチします。具体的には、商品を手に取った瞬間にそれを自動で認識するため、レジでの煩わしいスキャン作業が省かれます。また、お客さまが商品を手に取っても戻すことができ、その行動が購買意欲にどのように影響するかを解析できる機能も持っています。これにより、消費者には今までにない快適な購買体験が提供されるのです。
「SMART SHOP」の運営
今回の「TTG-SENSE SHELF」は、一般財団法人東京北区観光協会が運営する「渋沢×北区飛鳥山おみやげ館『SMART SHOP』」に設置されます。このお店は、地域の事業者が開発した渋沢栄一オリジナル商品や北区の魅力的なお土産を販売します。地域住民や観光客に愛される店舗を目指し、城北信用金庫も一助となります。
地域貢献と新しい購買体験
「SMART SHOP」は、城北信用金庫の顧客だけでなく、地域全体をターゲットにしています。無人決済システム「TTG-SENSE SHELF」を利用することで、訪れた人々は気軽に商品の購入を楽しむことができます。また、同仕組みの導入により、地域の経済活性化にも寄与することが期待されています。
システムの技術的な特長
「TTG-SENSE SHELF」の特徴には、以下の点が挙げられます。
1.
クイックな購買体験:手に取った商品を瞬時に認識し、レジでのスキャンを不要にすることで、スムーズな購入プロセスが可能です。
2.
後方支援機能:遠隔監視と接客機能によって、売店の担当者の負担を軽減します。
3.
デッドスペースの有効活用:小さなスペースと電源があれば設置できるため、空港や商業施設などの未使用エリアの活用が実現します。
4.
多様な決済手段:交通系電子マネーやクレジットカード、バーコード決済にも対応しており、顧客の利便性を更に向上させます。
5.
AI分析基盤の導入:購入から戻しの行動までをモニタリングし、売り場の最適化に寄与する重要なデータを提供します。
まとめ
グローリー株式会社とTOUCH TO GOが手がける「TTG-SENSE SHELF」は、東京北区の新たな購買体験を提供します。この無人決済システムにより、消費者に快適なショッピング環境を提供し、地域全体の活性化にも寄与することが期待されています。城北信用金庫における店舗の新章が始まろうとしています。新鮮で便利な無人決済の世界に、一歩足を踏み入れる準備が整いました。