ロボが接客、神戸で
2024-09-18 15:55:06

分身ロボット「OriHime」が神戸のモスバーガーで接客を開始

神戸のモスバーガーに分身ロボット「OriHime」登場



兵庫県神戸市の「モスバーガー神戸学園都市店」で、分身ロボット「OriHime」が接客を行う実験が2024年9月20日から10月4日までの平日限定で実施されます。株式会社モスフードサービスが株式会社オリィ研究所と連携して行うこの取り組みは、外出が難しい社員がリモートで接客できる新しい形のサービスとして注目されています。

「OriHime」は、高さ約23cmの小型ロボットで、主に身体的なハンディキャップを持つ人々が自分の代わりに店舗で接客を行うことを目的としています。これにより、遠隔地でもリアルタイムでお客様とのコミュニケーションを図ることが可能となり、ホスピタリティの新たな形を提案しています。

実験の背景と目的



このような取り組みの背景には、業界全体での人手不足が影響しています。モスフードサービスは、常に時代に合ったサービスを追求し、テクノロジーを活用して新たな雇用の創出や社会参画を促進しています。今回のプログラムでは、月曜日から水曜日は特例子会社「モスシャイン」で働くチャレンジメイトが、木曜日と金曜日はオリィ研究所のハンディキャップを持つメンバーがOriHimeのパイロットとしてリモート接客を行います。この革新的なサービスは、学生や地元の住民に多く利用されるエリアでの実施です。

「OriHime」とは



「OriHime」は、店舗内の様子をリモートで操作することで、リアルタイムで接客が可能なロボットです。これにより、外出が難しい人々が自分の存在感を持ちながら、接客業務に参加できるのです。オリィ研究所は、テクノロジーの力で人と人との絆を深めることを目指し、「人類の孤独をリレーションテックで解決する」ことをビジョンに掲げています。

分身ロボットの活用実績



これまでには、東京都の原宿表参道店や北海道、広島県、福岡県でも「OriHime」の導入および実験が行われ、多くの好評を得てきました。神戸市内では、同期間中に「アーバンピクニック ラウンジ」にて「分身ロボットカフェ DAWN ver.β in Kobe」も同時に出店される予定です。こちらも多くの注目が集まっています。

ロボットスタッフのプロフィール



実験には、モスバーガーの現社員たちも「OriHime」のパイロットとして参加します。神奈川県在住の石田恵子さんや東京都に住む永嶋究さん、さらには齋田類さんといったメンバーが、自分の分身として店舗でお客様におもてなしを行います。彼らは通常の業務の中で得た接客経験を活かしながら、ロボットを通じて新たな形のサービスを提供することに意欲を持っています。

SDGsへの取り組み



モスフードサービスは、日本における持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取り組みも強化しています。「モスSDGsアクション」と呼ばれる活動は、社会課題を解決するための具体的な施策や情報発信を行っています。このような新しい試みは、ただの接客を超えた価値を提供することによって、より豊かな社会を目指す重要なステップとなるでしょう。

神戸市のモスバーガーでのこの新たな実験に期待が高まります。テクノロジーを通じて、多くの人が楽しめる新しい飲食体験が提供されることを願っています。


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会社情報

会社名
株式会社モスフードサービス
住所
東京都品川区大崎2-1-1ThinkParkTower4階
電話番号
03-5487-7371

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