FCEが新たなメンタルヘルス研修プログラムを発表
株式会社FCEは、2025年9月より企業向けに『レッスル・トレーニングプログラム』をリリースすることを発表しました。このプログラムは、ストレスマネジメントやレジリエンス向上を目指した教育研修を提供し、メンタル不調による生産性損失に対抗することを目的としています。8月上旬より企業からの問い合わせや導入相談を受け付けるとのことです。
新プログラムの概要
『レッスル・トレーニングプログラム』は単なるマインドセット研修とは異なり、エビデンスに基づいた体系的なプログラムです。「レッスル」は、レジリエンスをマッスル(筋肉)のように鍛えることから名付けられました。プログラムの監修は、『レジリエンスの鍛え方』の著者である久世浩司氏が担当しており、科学的な知見と実績ある理論を用いたレジリエンスのトレーニングが行われます。
学習内容と特徴
このプログラムでは、ポジティブ心理学の理論を元に設計されており、日本の企業文化に特有の問題にも対応しています。具体的には、FCEが過去に提供してきた「7つの習慣」研修などの人材育成や組織開発に関する知見も取り入れています。特に以下の3点が特徴です:
1.
自己対話の技術の習得: ネガティブな感情や思い込みをコントロールする方法を学び、ストレスに柔軟に対処する力を身に付けます。
2.
継続的な「心の筋トレ」: プログラムは日常生活に溶け込み、トレーニングを通じて持続的にレジリエンスを鍛えることを目指します。
3.
行動変容支援: ワークアウトプランによって行動の変容を定着させ、組織全体に効果を浸透させる仕組みを整えています。
メンタル不調による影響
現在、働く人の82.7%が強いストレスを感じていると言われています。メンタル不調による長期休職者や離職者の割合も増えており、その影響は企業の生産性に直結しています。特に20代の正社員においては、メンタル不調に苦しむ割合が高く、休職後に自主退職に至るケースも少なくありません。これらの問題に対処するため、企業がメンタルヘルスに本格的に取り組む必要性が増しています。
今後の方針
FCEはこのプログラムを通じて、企業が育成する人材の強化・定着を支援し、持続的成長を見据えた“心の健康経営”の推進に寄与する意向です。プログラムに興味を持つ企業は、2025年のリリースに向けて早めの問い合わせを行うことが推奨されます。FCEの独自のアプローチを活用し、より強靭で生産性の高い組織を実現しましょう。