海の未来をつくる
2025-09-26 17:22:27

廃漁網から生まれたトートバッグで海を守る!amuとZERI JAPANの取り組み

廃漁網から生まれたトートバッグで海を守る!



廃漁網のアップサイクルを行うamu株式会社は、特定非営利活動法人ZERI JAPANと協力し、2025年に開催予定の大阪・関西万博にて「BLUE OCEAN DOME」の一環として、廃漁網から作ったトートバッグを共同開発しました。この取り組みは、海の蘇生をテーマにした万博の目的に寄与することを目指しています。

アップサイクルの背景



ame:「漁具から、価値の常識をひっくり返す。」をミッションに掲げるamu。近年、地球環境の悪化が問題視される中、特に海洋プラスチックごみの増加が深刻な状況です。実際、世界中で毎年800万トンのプラスチックが海に流出し、今後数十年で、海中のプラスチックごみが魚よりも重くなるという予測もあります。特に日本周辺では、海洋プラスチックの約60%が漁具に由来しています。

そのような背景の中、amuは廃漁網を回収し、新たな価値を創造する取り組みを行ってきました。トートバッグやサングラスなどの製品を通じて、海洋ごみ問題の改善に寄与することを目指しています。

トートバッグとサングラスの共同開発



今回のトートバッグには、amuca®という廃漁網由来のリサイクル素材が使用されています。amuca®は、漁業者から買い取り、分別・加工を経てリサイクルされた材料で、このトートバッグはその一環として製作されました。

また、ZERI JAPANからの依頼で、スタッフ向けに、同様の素材から作られたサングラスも寄贈されています。これらの製品には、廃漁網のストーリーが込められており、使用することで、環境問題に対する理解を深める手助けとなることでしょう。

文化とつながるデザイン



トートバッグのデザインにも特別な意味があります。「出船送り」という港町の文化をモチーフにしており、この風習は漁師が出航する際に、家族や友人、関係者が安全を祈って船を見送る行為です。これにより、地域の文化的価値と美意識をトートバッグに乗せることで、来場者にその魅力を伝える狙いがあります。

資源を循環させる取り組み



amuは、海洋保全だけでなく、漁業者の経済的負担を軽減することを目指しています。廃漁具の徴収から、リサイクル、販売までの一貫したプロセスを設けることで、漁業者が負担する処分費用を削減する仕組みを構築しています。これにより、漁業者の負担を軽減しつつ、リサイクルした素材による商品で新しい価値を創出しているのです。

環境保護と文化の継承



「海の未来をつくる」という思いを込めたこのトートバッグやサングラスを通じて、万博に来場する人々が海洋ごみ問題への意識を高める一助になることを期待しています。スタッフがこの製品を使用することで、来場者にも問題解決に向けた情報が伝播し、より多くの人々がこの取り組みに関わっていくことが求められます。

今後の展開



今後もamuはamuca®を活用したプロジェクトを展開し、もっと多くの企業とのコラボレーションを進めていく予定です。「海」や「地域」をテーマにした意義のある商品の開発を通じて、持続可能な社会の実現を進めてまいります。私たちの活動が、人々の意識と行動に影響を与えていくことを願っています。


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会社情報

会社名
amu株式会社
住所
宮城県気仙沼市南町2-2-25
電話番号

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