長崎市とジョイズ株式会社、英語力向上へ
長崎市と英語教育アプリを運営するジョイズ株式会社は、「子どもゆめ体験事業」と「中学生平和Englishリーダー育成事業」において、英語学習クラウド「TerraTalk」を導入することを発表しました。この取り組みは、次世代を担う中学生に対して英語力向上の機会を提供することを目的としています。
様々な経験を通じた国際性の育成
長崎市では、「子どもゆめ体験事業」として、次世代の中学生を姉妹都市や友好都市へ派遣し、現地の人々との交流を通じて国際性豊かな人材を育成しています。2023年度には、中学生16名が英国アバディーン市やロンドン市での研修に参加し、異文化に触れたり、自らの意見を英語で発信する機会を得ることになります。このような国際体験は、今後の成長に大きく寄与することでしょう。
TerraTalkについて
導入される「TerraTalk」は、AI技術を駆使した英語学習のためのクラウドプラットフォームです。このサービスは特にスピーキングを重視し、独自の発音解析ツールを用いたエクササイズを提供しています。音声ベースのチャットボットとの会話練習が特徴で、学習者はリアルタイムでフィードバックを受けながら英語力を向上させることが可能です。
近年では、多くの教育機関でこのプラットフォームが採用されており、2024年4月までに累計ユーザー数は約90万人、利用自治体の数は156に達する見込みです。
学習の幅を広げる機会
「TerraTalk」導入により、参加者は模擬試験や各種語彙問題にアクセスでき、自分の生活スタイルに合わせて継続的な学習が可能になります。英語運用力を高め、自分のペースで主体的に学ぶツールとしての役割を果たします。その提供は、2024年6月中旬から2025年1月中旬までを予定しています。
教育委員会とジョイズの期待
長崎市教育委員会は「平和Englishリーダー育成事業」において、「TerraTalk」を活用することに強い期待を寄せています。英語による情報発信を通じて、平和の意識を高める生徒たちを育てることが目指されています。ジョイズ株式会社の柿原代表取締役も、この取り組みを心から支持し、英語の4技能をバランスよく学ぶことで、平和へのメッセージを強く、効果的に発信できることを願っています。
デジタル時代の新しいアプローチ
「TerraTalk」はGIGA端末など、様々なデジタル機器に対応しており、教育現場でもスムーズに導入が進むことが期待されています。また、現在、製品のトライアルを行っており、興味のある学校や教育機関は最大2ヵ月間無償でサービスを試すことができます。AIとの会話練習を通じて、生徒や教員が英語力を向上させる機会を得るチャンスです。
詳しい情報や製品デモの予約は、ジョイズ株式会社の公式ウェブサイトで確認できます。今後の展開が楽しみなプログラムとなっており、長崎市の中学生たちの更なる成長を期待してやみません。