福井県クリエイター集団NEW FUKUIが松屋銀座で企画展を開催、地元産業の魅力を発信

福井県の新しいものづくりを松屋銀座で体験

福井県に拠点を置くクリエイター集団「NEW FUKUI」が、松屋銀座で企画展「NEW FUKUI 2025」を開催します。この企画展は、福井の伝統工芸や地場産業の製品を体験できる貴重な機会です。特に越前漆器や越前和紙、越前打刃物、越前焼などの伝統的な技術が伴った商品に加え、鯖江木彫や眼鏡といった新たな試みも見ることができます。

この展覧会は、クリエイターたちが集まり、互いの技術やアイデアを共有することで、福井のものづくりの可能性を広げることを目的としています。今年で第7回目を迎えるこのイベントは、昨年よりも広い催事スペースを確保し、より多くの企業が参加することで、バラエティに富んだ展示が行われます。

イベント情報

- 開催場所：松屋銀座 7F「遊びのギャラリー1979」、「おりふしギフトラウンジ」
- 会期：令和7年2月12日（水）〜18日（火）
- 開場時間：11時〜20時（初日は12時開場、最終日は17時閉場）
- 主催：NEW FUKUI、ふくい産業支援センター

参加クリエイターたち

今回の企画展には、13社の地元企業が参加し、各社の新商品やコラボレーションによる限定商品が登場しています。福井県の老舗旅館「光風湯圃べにや」にて撮影されたビジュアルイメージも展示されるなど、地域の魅力を大いに引き出しています。

ワークショップイベント

また、来場者との交流を重視したワークショップイベントも企画されています。例として、鈴木彫刻所による「丸いスプーン作り」や、うるしの駒やによる「金継ぎ」体験が用意されています。これにより、参加者は直接作り手との会話を通じて、製品への理解を深めることができるでしょう。

- 丸いスプーン作り：日時：令和7年2月13日（木）13時〜15時

定員：6名、参加費：5,500円（税込）

- 金継ぎ体験：日時：2月14日（金）16:00〜、15日（土）13:00〜、16:00〜

定員：各回3名、参加費：3,300円（税込）＋修理代

地元企業の魅力

各参加企業の魅力を紹介すると、例えば、うるしの駒やからは、独自に開発した「うすくちうるし」が注目を集めています。この馬の毛のように薄い口縁に漆を重ねた器は、口当たりが非常に滑らかで、使用する人に優しい仕上がりとなっています。

ボストンクラブの眼鏡も、地元の技術を駆使したアイテムで、各国のデザインショップでも評価されています。このように、各社が自らのブランドを確立し、地元の伝統を現代に受け継いでいる様子が伺えます。