全国の子どもたちの教科への満足度とAI活用実態
学研教育総合研究所が実施した大規模調査では、全国の小学生、中学生、高校生の子どもたちがどの教科を最も好きで、どの教科を嫌っているのかが明らかになりました。また、対話型生成AIの利用状況も取り上げられています。
調査の概要
2025年11月14日から11月19日までの6日間にわたり、全国の小学生、中学生、高校生を持つ保護者を対象に調査が行われ、各教科の好き嫌いについてのデータが収集されました。さらに、2025年には4歳から6歳の幼児を持つ保護者を対象にした調査も実施され、これらの結果は『幼児・小学生・中学生・高校生白書』としてまとめられました。
一番好きな教科
調査によると、最も好まれている教科は、小学生では「体育」であり、22.9%がこれを選びました。中学生と高校生では、1位が「数学」であり、それぞれ20.2%、14.2%がこの教科を好きだと回答しました。小学生の次に好きな教科は「算数」(21.6%)、中学生は「英語」(15.8%)、高校生は「地理歴史」(11.8%)にランクインしています。
一番嫌いな教科
一方で、最も嫌いな教科では、小学生が「算数」を嫌う傾向が顕著で、25.1%がこれを選択しました。中学生と高校生にとっても「数学」が最も嫌われており、それぞれ25.3%、28.2%がこの結果でした。この結果は、不満を抱く教科が、好感を持つ教科と切っても切り離せない関係にあることを示唆しています。
AIの活用状況
調査では、対話型生成AIの利用率についても注目されています。小学生では37%、中学生では43%、高校生では74%が利用しており、その目的は「情報収集のサポート」や「宿題・勉強の手助け」といった点が確認されました。特に高校生は、宿題の手助けや悩み相談といった利用が顕著で、これに応じた使用方法が拡大しています。
利用目的の詳細
- - 小学生: 「情報収集のサポート」37%、次いで「宿題・勉強の手助け」36%。他には「イラスト・画像の作成」が用途として挙げられています。
- - 中学生: 同様に「情報収集のサポート」がトップで、後に「宿題・勉強の手助け」が続きます。
- - 高校生: 主に「宿題・勉強の手助け」が42.3%と高く、次に「情報収集のサポート」26%となりました。
教育の現状を考える
調査結果を踏まえると、教科の好き嫌いやAIの利用は、子どもたちの教育環境に大きく関わっていることは明白です。人気のある教科は学習へのモチベーションを高める一方で、嫌いな教科への対処法は必要とされます。生成AIの活用が進む中、どのように学習をサポートしていくべきかが今後の課題となりそうです。
今後、これらのデータをもとにどのような教育施策が実施されていくのか、そして対話型AIがどのように子どもたちの学びに寄与していくのか、注視していく必要があります。