日本初の没入体験型アートミュージアム「Immersive Museum」の魅力
2020年4月17日、東京天王洲に新たなアートミュージアム「Immersive Museum(イマーシブミュージアム)」がオープンします。これは最新の映像技術を駆使し、名画の世界に身を浸ることができる新たなアート体験プログラムです。この体験型ミュージアムでは、参加者は自由に歩き回りながら、名画の中に入り込むような感覚を得ることができます。
ミュージアムの特徴
「Immersive Museum」は、近年注目を浴びている“Immersive(没入)体験”をキーワードにした新しい形のアート展です。東京天王洲の寺田倉庫G1ビル5階に位置し、約1400㎡の広大な空間に印象派の名画たちが息を吹き返します。音響効果と共に、壁面や床面に投影された映像が、観る人を別世界に誘い込みます。
特に、今回のテーマは“印象派”であり、著名な画家たちの作品—クロード・モネの「睡蓮」、エドガー・ドガの「踊り子」、ピエール=オーギュスト・ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」など—がダイナミックな映像表現として再現されます。これにより、従来のアート鑑賞とは異なる、新たな体験が提供されます。
表現手法の多様性
展示内容は、多様な手法が用いられることで魅力を増しています。たとえば、モネが描いた「印象、日の出」では、最新のCG技術を使い、フランスのル・アーヴル港を融合させるという試みが行われます。また、「印象派の技法」セクションでは、絵の具の使い方や制作過程を体感できる演出が施されています。さらに、「モネの連作」では、同じ風景を異なる瞬間で切り取ることによって、時間の流れを感じられる展示となっています。
このように、観る側が画家自身の視点になれる「視点の転換体験」が実現されています。
誰でも楽しめる体験
入場料金も手ごろであり、大人は2,500円、中学生・高校生は1,500円、小学生は800円と、家族連れや学生たちが気軽に訪れることができる設定になっています。小学生未満は無料なのも大きな魅力です。
公式情報とアクセス
「Immersive Museum」の運営は、Immersive Museum実行委員会によるもので、株式会社電通や株式会社ドリルなどが関与しています。入場券は、各プレイガイドで事前に購入可能ですが、当日券も用意されています。
アクセスは、りんかい線の天王洲アイル駅から徒歩4分、JR品川駅からも徒歩20分程度で、訪問しやすいロケーションとなっています。
公式サイト・SNS
新たなアート体験を存分に楽しみに、ぜひ「Immersive Museum」を訪れてみてはいかがでしょうか。