MIRROR FARMの挑戦
2026-04-23 13:21:45

量産の新常識「MIRROR FARM」が3Dプリント業界に革命をもたらす

量産の新常識「MIRROR FARM」がもたらす革新



名古屋市に本社を構える有限会社名古屋工芸が、2026年4月から本格稼働を開始する「MIRROR FARM」。このサービスは、国内最大級の3Dプリントファームで、120台の3Dプリンターを同時に稼働させることで、従来の製造業における課題を一気に解決しようというものです。

従来の製造方法のハードルを打破


「こんなものを作りたい」といったアイデアを具現化するために、これまでは金型や在庫の問題があったため、多くの業界で新たな製品を開発するのは困難でした。しかし、3Dプリンターはそうしたハードルを下げる魅力的な選択肢を提供します。ただし、1台のプリンターでは時間がかかるという難点がありました。そこで、「MIRROR FARM」は120台を同時稼働させることで、時間的な課題を解決し、小ロット・多品種生産を目指しています。

シャンパンタワーの驚異的な造形時間


一例として、高さ約2メートルのシャンパンタワーが挙げられます。このタワーは総数1,540個のグラスで構成されており、1台のプリンターで造形を行うと約1,925時間、つまり約80日もの時間がかかります。しかし、120台を同時に稼働させることで、なんとその時間を約16時間にまで短縮できます。このようなスピードを利活用し、製造業における開発試作や、空間装飾、イベント用小道具制作など、幅広い用途に展開可能です。

試作から最終製品への道のり


MIRROR FARMは、数百から数千個規模の製造にも対応できるため、さまざまなプロジェクトを同時に進行することが可能です。異なる条件の試作品を同時に出力し、最適な形を模索することができるため、「思いついたらすぐ試す」というスピーディなサイクルが意思決定の精度を高め、結果的により質の高い製品の実現につながります。

提案型開発の新たなアプローチ


受託造形にとどまらず、名古屋工芸の持つ技術力を活かして顧客とともにプロジェクトを進めていく提案型開発も行っています。新たに「こんなものを作りたい」といった想いを出発点に、最適な形状や仕様を提案し、3Dデータの作成サポートまでを行うことで、完成度を高めています。試作や検証を重ねる中で、顧客が求める理想の製品へと仕上げていきます。

質の高い材料の選定


MIRROR FARMでは、強度、柔軟性、意匠性といった特性に応じた材料が選ばれ、特に国産材料を使用します。例えば、国産の木粉入りフィラメントやCNF配合のフィラメントなど、多様な素材が用意されており、用途に応じた最適な素材選定が行われます。また、樹脂ペレット材や成型廃材を活用した新たな材料開発も進めています。

伝統工芸の価値と新技術の融合


名古屋工芸は、節句人形工芸品の資材製造に特化し、37年間の歴史を持っています。特に五月人形の製造においてはトップシェアを誇り、伝統工芸の価値を守り続けていますが、同時に新しい技術革新にも挑戦しています。「MIRROR FARM」はその象徴的なプロジェクトとして、これからのものづくりの在り方を示すものです。

このように、MIRROR FARMは従来の製造方法に一石を投じ、新たな道を切り開く挑戦を続けています。新たな技術と伝統の融合が、今後国内外の市場でどのようなインパクトをもたらすか、目が離せません。


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会社情報

会社名
有限会社名古屋工芸
住所
名古屋市中川区江松1丁目319番地
電話番号
052-303-5666

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