バーチャル領域の祭典「XR Kaigi 2024」
2024年12月11日から13日まで、東京都港区のポートシティ竹芝で大規模なカンファレンス「XR Kaigi 2024」が開催されました。このイベントは、バーチャル領域に関わるプレイヤーたちが一堂に会する貴重な機会であり、今年も昨年に引き続き過去最大の2800名以上の参加者を迎えました。
テーマと内容
「XR Kaigi 2024」では「More Immersive, More Spatial」というテーマが掲げられ、オープニングキーノートを皮切りに、38のセッションが展開されました。会場内には全98ブースが設けられ、100社・団体・個人クリエイターが出展するエキスポも2日間にわたって行われ、参加者は最新の技術やアイディアを体験することができました。
特別企画には、「XR Future Pitch」、「XR Kaigi Award 授賞式」、さらには「アバターアワード」といったイベントが含まれ、特にヤマハ株式会社協賛の「クリエイターズ・スクエア」では、個人クリエイターや団体が自らの作品を発表する場も設けられました。
プログラムの充実
こちらのカンファレンスでは、初の試みとしてトップクリエイターと意見交換ができる「コヤ道場」や、「学生進路相談コーナー」、開発者同士の知見を共有する「クリエイター・アンカンファレンス」といった企画も実施。これにより、参加者は技術的な挑戦や自身のキャリアについて考える機会が与えられました。これらの取り組みは、業界のさらなる発展を期待させるものでした。
アワードの受賞者
XR Kaigiでは、XRの普及に寄与する取り組みを称える「XR Kaigi Award 2024」が発表されました。今年は「ハードウェア部門」、「ツール・基盤技術部門」、「コンシューマー部門」、「エンタープライズ部門」、「アクティビティ部門」の5部門が設けられ、さらに「XREAL Best Creative」としても受賞者が発表されました。
- 株式会社NTTコノキュー「MiRZA」
- Diver-X株式会社「ContactGlove2」
- パナソニック株式会社/ 株式会社Shiftall「MeganeX Superlight 8K」
他にも各部門での受賞結果が発表され、参加者同士で技術の進展を称える場となりました。
今後の展望
「XR Kaigi」は、「共有し、繋がり、高め合う」ことを理念に掲げ、2019年から続くプロジェクトです。年々成長を遂げ、2024年で6回目を迎えました。XRとメタバースは今後さらに進化し続けていくことでしょう。2025年にも再開催の予定であり、さらなる参加者の参加が期待されます。協賛・出展企業の公募も2025年春ごろから始まる予定です。
興味がある企業は、今回のカンファレンス公式サイトやSNSを通じて情報を得ることができます。未来のバーチャルな体験を掴むチャンスが待っています。次回の「XR Kaigi 2025」にもぜひ参加して、新たな発見をしてみてください。