OSSTechが新たにOpenLDAP 2.6をリリース
OSSTech株式会社が、新しいオープンソースディレクトリ・サーバー「OpenLDAP」バージョン2.6の発売を発表しました。今回のバージョンは、Red Hat Enterprise Linux(RHEL)10に対応しており、企業や開発者がLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)を基盤にしたサービスを利用する際に非常に重要なアップデートです。
高い処理性能を実現
新しいOpenLDAP 2.6は、以前のバージョンに比べて一段と高い処理性能を実現しています。これにより、多くの既存ユーザーが抱えるLDAPデータの移行が容易になり、互換性も保たれたままスムーズな移行が可能です。特に、OSSTechの過去のバージョンであるOpenLDAP 2.4や2.5からの移行は、十分に実績があり、既存のユーザーにとっても安心です。
WiredTigerバックエンド
OSSTechが開発したWiredTigerバックエンドは、OpenLDAPコミュニティに還元され、OpenLDAP 2.5での正式採用を経て、今回の2.6でさらに高い性能を提供しています。このバックエンドは、大規模なデータ処理を要求する大企業やクラウドサービスにとって、大変有用です。WiredTigerの採用により、レスポンスの向上だけでなく、より安定した運用が可能となります。
長期的なサポート体制
OSSTechは、OpenLDAPを利用している企業に対して、長期的なサポートと定期的なアップデートを提供するとともに、OpenLDAPのさらなる発展に寄与することを表明しています。これにより、既存のOpenLDAPユーザーは安心して新たなバージョンへの移行を検討することができます。
対応OS情報
OpenLDAP 2.6は、以下のオペレーティングシステムに対応しています。
- - Red Hat Enterprise Linux 10
- - Rocky Linux 10
- - AlmaLinux 10
- - Red Hat Enterprise Linux 9
- - Rocky Linux 9
- - AlmaLinux 9
- - Amazon Linux 2023
詳細については、
OSSTechの公式サイトをご覧ください。
OSSTech株式会社について
OSSTech株式会社は、オープンソースソフトウェア(OSS)の導入と改良に特化した企業であり、OpenAMやOpenLDAP、Sambaなどの認証基盤ソフトウェアを製品化しています。また、マイナンバーカードや運転免許証を使ったユーザー認証を手掛けるeKYC製品「LibJeID」も提供しており、時代のニーズに応えるサービスを展開しています。
東京都品川区に本社を置き、代表取締役は小田切耕司氏です。さらなる詳細は、OSSTechの
公式ホームページをご参照ください。
本件に関するお問い合わせは、以下のメールアドレスまでお気軽にどうぞ:
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