エネルギー管理の革新事例:株式会社ムダカラと日本トムソンの連携
はじめに
株式会社ムダカラが提供するエネルギーマネジメントシステム『EM CLOUD』が、日本トムソン株式会社に導入され、その効果が大いに期待されています。今回は、導入事例インタビューを通じて、両社の取り組みや工夫、そして得られた成果について詳しく見ていきます。
導入前の課題
日本トムソンの本社は、環境意識が低く、エネルギー管理が十分に行われていませんでした。特に、2019年に完成した本社ビルでは、コロナ禍による出社率の低下のため、電力使用量の問題が顕在化していませんでした。しかし、2022年のウクライナ紛争に伴う燃料価格高騰と脱炭素化の流れを受け、電気料金が年間約200万円増加する見込みとなり、経営陣はエネルギー使用の見直しを迫られました。
導入の経緯と決定要因
日本トムソンは、3社のシステムを比較検討し、最終的にムダカラのEM CLOUDを選定しました。価格の手頃さや、サブスクリプションモデルによるメンテナンスの手間を軽減できる点が魅力でした。加えて、従業員の快適性を損なわずに省エネを推進できる点が、企業の価値観にマッチしたのです。導入時には、システムのバージョンアップが必要であったものの、柔軟な対応がなされたことが決定要因の一つとなりました。
導入後の成果
EM CLOUDのビジュアルインターフェースは非常に直感的で、電力使用量や削減量を一目で把握できることが特徴です。電気料金を登録することで、削減金額がリアルタイムで表示される点も利用者にとって非常に便利です。2024年に本格稼働を開始した時期は、気候条件が厳しく、酷暑の影響もあったにもかかわらず、前年に比べて電気使用量がわずか2%の増加に抑えられました。この結果は、オフィスの稼働率が回復している状況でも大きな成果といえるでしょう。
EM CLOUDの概要
EM CLOUDは、エネルギーの無駄を見える化し、空調を自動で制御することで、あらゆるステークホルダーにコスト削減をもたらします。電力の可視化、空調の自動制御、クラウドによる統一管理が実現可能です。さらに導入後は、専属のカスタマーサクセスが定期的にモニタリングとデータ分析を行い、企業のエネルギー管理をサポートします。
日本トムソン株式会社について
日本トムソン株式会社は甲高い技術を基に、直動案内機器やニードルベアリング、精密位置決め装置の開発・製造を行っています。設立は1950年で、東京都港区に本社を置いています。詳細は
コーポレートサイトをご覧ください。
株式会社ムダカラについて
ムダカラは2012年に設立され、エネルギーマネジメント事業や節電・節水のコンサルティングを専門としています。本社も東京都港区にあり、企業の持続可能な発展をサポートするためのサービスを提供しています。詳細は
コーポレートサイトまでアクセスしてください。
まとめ
EM CLOUDの導入により、日本トムソンはエネルギー管理の質を大きく向上させました。今後も両社の協力を通じて、より持続可能なビジネスモデルの構築が期待されます。