ローデ・シュワルツ USAがFAAとの音声通信システム契約を発表
重要インフラソリューションのリーダーであるローデ・シュワルツ USAは、アメリカ合衆国の連邦航空局(FAA)を相手に、最大49億ドル規模の契約を締結しました。この契約により、空港および航空交通管制施設の古いアナログ音声通信インフラが、信頼性の高い新しい「CERTIUM 音声通信システム」へと刷新されます。
次世代システムの導入
ローデ・シュワルツは、メリーランド州フレデリックの新たに設立された製造拠点や、テキサス州コッペルの拡張施設にて次世代の音声通信システムを製造します。この新しいシステムは、FAAの「Brand-New Air Traffic Control System(BNATCS)」構想の重要な要素であり、米国の航空交通管制(ATC)業務の安全性と信頼性を向上させることを目的としています。
初めて導入されるボイスオーバーIP(VoIP)対応のCERTIUM VCSは、2025年9月にペンシルベニア州ピッツバーグ近郊のアレゲニーカウンティ空港(AGC)で稼働を開始します。その後、全米の空港での導入が計画されており、テキサス州ボーモントやデラウェア州ウィルミントン、アイダホ州ルイストン、ワシントン州ベリングハムなどでの展開も順調に急速に進んでいます。
新たな雇用創出と国内生産の強化
ローデ・シュワルツ USAの社長兼CEOであるFrank Dunn氏は、「FAAと協力し、航空交通管制通信システムを近代化することを誇りに思います。このプロジェクトを通じて、200人以上の新たな高度専門職を創出し、当社の従業員数を1,000人以上に増やすことが目標です」と述べています。また、国内生産能力を強化するために新規施設への投資も行っています。
重要なパートナーシップ
ローデ・シュワルツは、米国政府や重要インフラ関連機関に対する長年のパートナーシップを築いています。運輸保安庁(TSA)のセキュリティ、沿岸警備隊の捜索救助活動、米海軍の通信能力の強化など、多岐にわたる分野で支援を行っています。国内に複数の拠点を持ち、世界クラスの技術力を有しています。
新しい製造拠点の設立
2026年初めには、フレデリックに新しい製造拠点が稼働開始予定で、CERTIUM VCSの設計、開発、製造を米国で行います。この新拠点は、ローデ・シュワルツの4,000万ドルの投資によって実現し、長期的な国内生産とサポート体制の構築に寄与します。テキサスのコッペルでは、既存の製造スペースを拡張し、BNATCS構想の実現を支える能力を向上させています。
まとめ
ローデ・シュワルツは、今後の米国の航空交通管制の要となる新しい通信システムの実現に向けて、FAAとの連携を強化していきます。新たな技術の導入と国内での製造拠点の強化を通じて、アメリカの航空業界における安全性と効率性の向上に貢献することが期待されています。