2025年度花王科学賞受賞者決定
公益財団法人花王芸術・科学財団がこのたび、2025年度の花王科学賞受賞者を選出しました。受賞者はそれぞれ化学・物理学、医学・生物学の分野で独創的な研究を行った優秀な研究者です。
受賞者の詳細
医学・生物学分野
鈴木康介氏
- - 出身: 静岡県
- - 所属: 東京大学大学院新領域創成科学研究科教授
- - 受賞研究テーマ: 『複合無機ナノ触媒の開発』
鈴木氏は、ナノテクノロジーを駆使した新しい触媒の開発に寄与する研究を行い、特に医療分野での応用が期待されています。
化学・物理学分野
藤本康介氏
- - 出身: 福岡県
- - 所属: 大阪大学微生物病研究所教授
- - 受賞研究テーマ: 『次世代バイオ治療法を指向したファージ由来溶菌酵素による細菌叢制御戦略の開発』
藤本氏は、細菌の制御を通じた新しい治療法の開発に挑んでおり、バイオテクノロジー分野における革新が見込まれます。
贈呈式及び受賞記念講演会
2026年6月5日には、受賞者を祝う贈呈式および記念講演会が、東京都墨田区の花王株式会社すみだ事業場内セミナーハウスで行われます。このイベントでは、受賞者がそれぞれの研究テーマについて講演を行います。
花王科学賞の歴史
花王科学賞は1998年に設立されて以来、化学・物理学および医学・生物学の分野において独創的で先駆的な研究を評価するために贈られています。受賞者は各大学から推薦を受け、財団の選考委員によって選ばれます。これまでに54件の授与が行われ、受賞者には賞状や副賞として300万円、さらには記念品も授与されることが特徴です。
2025年度の受賞者である鈴木氏と藤本氏も、今後の研究において大きな期待が寄せられており、その功績が学術界や社会に貢献することが期待されています。
公益財団法人花王芸術・科学財団について
この財団は、1990年に花王の100周年を記念して設立され、主に芸術文化の支援を行っています。1997年以降、科学技術分野への支援に力を入れ、現在は女性研究者への支援や奨学金支援も行っています。理事長の長谷部佳宏氏は、花王株式会社の代表取締役社長を務めています。
本賞は今後も研究者の活動を後押しし、創造的な発見を促す重要な役割を果たすことでしょう。