未来の匠、全国の頂点へ
新潟県佐渡市にある伝統文化と環境福祉の専門学校で学ぶ伊勢脇恭兵さん、伝統建築大工学科の3年生が、先日行われた第42回全国削ろう会で、学生の部において日本一に輝きました。名立たる技術者たちが集うこの大会での優勝は、彼にとってこれ以上ない名誉と言えるでしょう。
勝利の喜びと自己の成長
大会の終わりに伊勢脇さんは、「全国から集まった実力者たちに勝てたことも嬉しかったが、自身の記録を更新できたことが特に嬉しい」と語りました。具体的には、彼は3点合計で19ミクロンという薄さを達成。1ミクロンが0.001mmであることから、その技術の深さが理解できるでしょう。
彼は昨年から試行錯誤を重ねており、約6回の試練を通じて『これだ』と感じる研ぎ方を見つけ出しました。技能五輪やSNSを通じて出会った友人たちと技術の交流を深めたことも、貴重な経験として心に残っています。
次回大会への意気込み
今後、彼は2026年11月に千葉県匝瑳市で開催される第43回全国削ろう会に出場します。学生の部から一般の部へステージを上げて挑む予定で、日々の授業に加えて放課後も練習に励む姿勢は本当に素晴らしいものです。鉋の台直しや刃の研ぎなど、道具の調整を一削りごとに行い、継続した向上心が見えます。
また、学校では後輩たちも伊勢脇さんに続こうと技術を磨いており、彼の姿を間近で見ながら、薄削りの技術を学んでいます。学年を超えた技術向上の場として、大会に出場しない後輩たちも研修を重ね、学校全体のレベルが向上しています。
全国削ろう会とは何か
全国削ろう会は、鉋を使い木材をどれだけ薄く、美しく削れるかを競う大会であり、技術交流の場として全国の大工や木工職人、手道具愛好家が集まります。この大会は、鉋の刃の研ぎや調整、木材の見極めから削る技術に至るまで、多くの技術者が一堂に会する機会で、参加者同士が切磋琢磨し技術を分かち合っています。
学校の特色と実績
佐渡島全体が学びのフィールドであり、伝統的な建築技術を学ぶ学生を育成している当校は、伝統建築大工学科に加え、さまざまな分野の専門教育を提供しています。その授業の約8割は実習・演習で占められ、未経験者でも安心して学べる環境が整えられています。また、卒業生は首里城や二条城、厳島神社などの世界遺産や国宝の再建・修復に携わっており、その高い就職率は信頼の証です。
社会の一翼を担うNSGグループ
このような背景の中、NSGグループは教育事業を核に、医療・福祉・介護や建設、農業、エンターテインメントなど、多岐にわたって事業を展開しています。地域活性化を目指し、地域の人々に「安心」「仕事」「魅力」を提供することに注力しています。今後も、多様な分野で活躍する人材を育てるため、全力を尽くしていくことが期待されています。
伊勢脇さんをはじめとする新世代の匠たちの活躍に目が離せません。彼らの成長は、未来の日本の文化を支える大きな柱となることでしょう。彼らの挑戦と成功を応援しつつ、今後の動向にも注目していきたいと考えています。