ローランドによる脱炭素社会実現の取り組み
ローランド株式会社は、脱炭素社会の実現に向けた取り組みの一環として、温室効果ガスの排出量削減目標を公表しました。この目標は、人々が音楽や映像などの芸術文化を楽しむために、安心して暮らせる社会環境を維持することを目的としています。
削減目標の詳細
具体的な削減目標は、国際的な枠組みであるパリ協定を意識し、科学に基づくターゲット(SBT)の考え方を取り入れて設定されています。まず、スコープ1およびスコープ2のCO2排出量については、2030年度に2022年度よりも42%削減することを目指しています。また、スコープ3に関しては、特にカテゴリ1、4、11、12に重点を置き、こちらも2030年度に25%の削減を計画しています。これにより、総体的なCO2排出量を効率的に削減し、持続可能な未来を実現するための第一歩を踏み出します。
情報開示とESGデータ
さらに、ローランドは気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の提言に沿った情報の開示も行っています。これに伴い、環境(E)、社会(S)、ガバナンス(G)に関する情報を一元的にまとめたデータも公開されています。詳細な情報は、ローランドの公式「サステナビリティ」ページや公開されたPDFを通じて確認できます。
環境への責任
2023年度には、昨年度比で12%のCO2総排出量削減を達成しました。この成果は、今後のさらなる環境負荷低減への足掛かりとし、ローランドとして継続的な努力を重ねていく方針です。企業の社会的責任を果たすためには、持続可能な発展が不可欠であるとの認識をもって、音楽や映像といった芸術文化を支える環境を守る活動を続けていきます。
ローランドの企業理念
ローランド株式会社は、1972年の設立以来デジタルピアノやシンセサイザー、電子ドラム、DJ機器など、多岐にわたる音楽機器を開発してきました。ブランドメッセージとして「WE DESIGN THE FUTURE」を掲げ、音楽や映像の新たな可能性の創造に挑戦しています。プロからアマチュアまで、世界中のクリエイターと共に未来を形作っていく姿勢は、環境への取り組みにも強く表れています。
おわりに
このように、ローランドは環境負荷の低減を目指し、持続可能な社会の実現に向けて積極的なアプローチを行っています。音楽業界でのリーダーシップを発揮しながら、今後も脱炭素社会に向けた努力を継続していくことが期待されるでしょう。