発熱コンクリート実証
2025-03-14 17:04:22

エスコンフィールドでの「発熱コンクリート」融雪技術実証が始動

「発熱コンクリート」でエコな未来を切り拓く



北海道北広島市に位置するエスコンフィールドHOKKAIDOで、注目の技術「発熱コンクリート」の実証実験がスタートしました。この試験は、北海道日本ハムファイターズのオフィシャルスポンサーである會澤高圧コンクリート株式会社が、米マサチューセッツ工科大学(MIT)および北広島市と共同で行っているもので、外気温から融雪に必要な発熱量を予測し、エネルギーの効率的な運用を目指します。

融雪システムの実証試験について


実験の期間は、令和7年3月5日から31日までの約1ヶ月間。実証試験は「Coca-Cola GATE」近くで行われ、3枚の発熱コンクリートパネルが設置されています。これらのパネルは、導電性コンクリートで構成されており、自らが発熱するため、従来のロードヒーティングよりも効率的に凍結防止や融雪を行うことが可能です。

実験の背景と目的


會澤高圧コンクリートは、持続可能なエネルギーの利用を促進する技術開発に取り組んでおり、特に近年では「ゼロカーボンシティ宣言」を行った北広島市とともに、環境負荷の低減が求められています。その中で新駅建設に伴うまちづくりにおいても、エネルギー効率の高い融雪パネルが地域のインフラとして期待されています。

発熱コンクリートの特長


1. 高耐久性: 圧縮強度30N/mm²を実現し、安定性にも優れた三層構造を持っています。
2. エネルギー効率の向上: 従来に比べて30%以上のエネルギー削減が見込まれています。
3. 均一な温度分布: ムラのない安定した温度を維持でき、効率的な融雪・凍結防止が可能です。
4. 柔軟なデザイン: 標準サイズの1m×1mで自由な設計ができ、施工も簡単に行える特長があります。

今後の展望と期待


実証試験では、外気温に応じて発熱量が自動調整されるシステムが開発され、さらなる省エネを目指します。このシステムの導入により、従来と比べて最大で50%もの電力削減が期待されており、環境負荷の低減にも寄与することが可能です。

會澤高圧コンクリートの取り組み


同社は1935年の創業以来、コンクリートを駆使した技術革新に取り組んでおり、最新の研究開発を通じて、環境に優しいインフラ整備に貢献しています。特に自己治癒コンクリートや蓄電機能を備えたコンクリートなど、先端技術を導入した製品も展開しています。

エスコンフィールドでの実証実験が成功裡に進むことで、北広島市をはじめとする他地域への展開が期待され、地域のエネルギー問題の解決にも大きく貢献することが望まれています。

詳細は會澤高圧コンクリート株式会社のウェブサイトでご覧ください。


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会社情報

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會澤高圧コンクリート
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