税理士サービスへの期待とその重要性を探る全国アンケート結果
現在、企業経営における税理士の役割は多様化しており、近年の状況は特に顕著です。このたび、株式会社POLA-RIS が実施した全国調査では、税理士サービスに対する期待やニーズが浮き彫りになりました。本記事では、その調査結果を詳しく解説します。
調査の概要
今回の調査は、「税理士サービスに何を期待する?」をテーマに、税理士と契約している、または契約を検討中の個人および法人の代表者60名を対象に、2025年6月1日から6月8日の間に実施されました。調査方法はインターネットを通じたものです。
主な結果
1. 税理士に期待するサポート
調査結果によれば、税理士に最も期待されるサポート項目は「節税・決算対策」で約54.8%、次に「補助金・助成金情報」が約17.9%、その後に「融資サポート」が続いています。特に経営者は、税理士に対して具体的なサポートを求める傾向が強いことが分かります。
2. 融資サポートを希望する理由
融資サポートを依頼したい理由としては、必要書類や資料の作成支援が約46%を占めており、「融資可否の事前シミュレーション」や「金融機関の紹介」等が続きます。これにより、経営者は融資の流れや制度への理解を深めたいと考えていることが伺えます。
3. 補助金サポートへの希望
補助金に関するサポートについては、「事業計画づくりや申請書類作成を支援してほしい」との意見が約49%で最も多く、専門家の紹介を希望する声も39%に達しました。これにより単なる情報提供ではなく、実際の書類作成まで含む支援が求められています。
4. ファクタリングの認知度
ファクタリングに関しては、77%の人がその名称を聞いたことがあると回答したものの、実際に利用経験のある人は0%であり、認知度は高いものの利用率は薄いことが判明しました。この図は、ファクタリングの手数料や効果に対する不安が影響しているといえます。
総括・分析
この調査からは、経営者が税理士に求めるサービスが、ただ単に税務申告や決算対策にとどまらないことが明らかになりました。資金調達においては、実務的な支援が強く求められています。また、補助金に対する期待も、情報提供を超えて具体的な申請書類作成の支援へとシフトしています。
今後の展望
小規模事業者やフリーランスの増加が続く中、税理士には「税務申告」だけでなく、「経営・資金調達の伴走者」としての役割が期待されています。この調査結果は、税理士業界がより高品質なサービスを提供し、経営者に寄り添う支援体制の強化に向けた重要な示唆となるでしょう。
お問い合わせ先
株式会社POLA-RIS広報担当
TEL:0120-103-452
E-mail:
[email protected]
タックスコンシェルジュ:https://www.tax-concierge.net/
コーポレートサイト:https://www.pola-ris.co.jp/