セメント素材SOLIDO受賞
2023-08-18 17:18:23

環境配慮と美意識融合!セメント素材「SOLIDO」が経済産業省製造産業局長賞を受賞

環境配慮と美意識の融合:セメント素材「SOLIDO」が経済産業省製造産業局長賞を受賞



近年、建築業界においては、環境への配慮とデザイン性の両立が重要な課題となっています。そんな中、セメント素材「SOLIDO」が、その優れた技術と環境への配慮から、経済産業省製造産業局長賞を受賞しました。

「本物の素材」へのこだわり



SOLIDOは、建築家たちの「フェイクではない、本物の建築素材を創りたい」という強い思いから生まれました。彼らはセメントを、木や石、鉄と同じように「本物の素材」と捉え、その質感を最大限に活かすことにこだわりました。

そのため、着色塗装をせず、セメント本来の素地をそのまま見せるという、コンクリート業界ではタブーとされていた手法を採用。白華やエフロと呼ばれる、表面に白い模様や塊ができる現象も、「セメント本来の姿」として受け入れ、素材の個性として表現しています。

環境への配慮:持続可能性を追求



SOLIDOは、環境への配慮も大きな特徴です。原材料には、石炭火力発電所から排出される石炭灰(フライアッシュ)を使用。さらに、古紙パルプや工事現場から回収された外壁廃材、工場の端材などもリサイクルして活用することで、再生材料の比率は約60%に達しています。

2017年に発売された「SOLIDO typeF coffee -リサイクル内装ボード-」では、コーヒー豆かすを色合いの調整に用いるなど、徹底した環境配慮がなされています。

多様な用途と施工性



SOLIDOシリーズは、内装材だけでなく、外壁材や床材にも展開。屋内壁、屋外壁、屋内床など、幅広い用途に対応できるようラインナップが充実しています。また、施工方法もシンプルで、様々な職種の人が施工できるよう設計されており、実用性も高い点が評価されています。

選考委員会の講評



選考委員会は、SOLIDOの高い評価について、次のように述べています。

セメント素材そのものに注目し、エフロや色むらといった要素を個性として表現している点
一枚一枚異なる色味と風合いが、簡素で和の趣を感じさせる素材感を生み出している点
縦張、横張、下見板張など、多様な施工方法に対応できる点
外装と内装で統一感のあるデザインを実現できる点
* 石炭灰や廃材などの再生材料を活用し、循環型社会に貢献している点

まとめ



SOLIDOは、環境への配慮と高いデザイン性を両立させた、画期的なセメント素材です。その高い品質と施工性、そして環境への配慮は、今後の建築業界に大きな影響を与える可能性を秘めています。経済産業省製造産業局長賞の受賞は、その技術力と社会貢献性を高く評価するものであり、今後の更なる発展が期待されます。

会社情報

会社名
ケイミュー株式会社
住所
大阪府大阪市中央区城見1丁目2番27号クリスタルタワー13階
電話番号
06-6945-8081

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